What’s Going On

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Marvin Gayeおそらくは今月、マーヴィン・ゲイ( Marvin Gaye )がプチブームだろうと思う。理由は先日紹介した スネークマンショーアンソロジー。1970年代のソウルヒットが散りばめられているんだけど、これがいい感じで。

1970年代の音楽、特にモータウンは僕の歳には「ちょいと上」の音楽。なんとなく耳に入っているのかもしれないけど、おそらくそれもリアルタイムではない。Marvin Gaye もまさにそんな存在で、彼の楽曲をカバーしたものを聴いてから本人の存在を知ったという図式。数曲知っているし(演奏したことあったし)、彼が歌った曲もどこかにあるかもしれない。が、案外アルバムは持ってない。

ということで、What’s Going On を購入。1971年に発表されたソウルの金字塔、What’s Going On 、 Mercy Mercy Me、What’s Happening Brother など全曲、どこかで必ず聴いているだろ、というアルバム。「いいなぁ、70年代っていい10年だったのかも」と思う。穏やかなサウンドの割にはガチガチの反戦ソングだったり、社会問題を扱ってたりと、時代を浮き彫りにした作品。個人的には音楽に思想やメッセージを盛り込むのは好きではない方なのですが(「世界に国境はない」とか「愛が世界を救う」とかを優しく歌うやつ、あ、フォーク嫌い)、楽曲が「素晴らしい」ことは素直に素晴らしいのです。

ゆったりとしたモータウンな楽曲が心地よく感じるとは歳をとったのか、ますますこだわりがなくなってきたのか。

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波形研究所 所長

WAVEFORM LAB(ウェーブフォーム・ラボ) は音楽制作、デジタルライフ、イノベーションをテーマとするサイトです。

1997年、伝説の PDA、Apple Newton にフォーカスした Newton@-AtMark- を開設、Newton や Steve Jobs が復帰した激動期の Apple Computer のニュースを伝えるサイトとして 200万アクセスを達成。2001年からサイトをブログ化、2019年よりサイト名を WAVEFORM LAB に改称、気になるネタ&ちょっとつっこんだ解説をモットーにサイトを提供しています。

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コメント

  1. 大杉信雄 より:

    アナログ盤は分からないので確実な情報ではないですが、それぞれの曲にはブランクはあったのではないでしょうか。しかしマーヴィンはアルバムに収録された曲はすべて一体である、都考えて製作されていますから、こういうような繋がりになったのではないでしょうか。しかし「完全版」を聴くとわかるのは「What’s going on」の最初に街の雑踏や会話の部分は、最初はエンディングに延々と繰り広げられていたのです。それが最終的にはオープニング部分に簡潔にまとめられ、「What’s Happning…」につながっている。会話に「Wht’s happning…」という言葉があるのは、あの会話自体を曲を繋げるためブリッジにしたかったのでしょう。しかし冗長過ぎるためにイントロにもってきた。そういうふうに30年も前に創られたアルバムのことをいろいろ推測して楽しんだりしています。
    宗教的、反社会的過ぎるということでMotownがリリースをいやがった。レコーディングはわずか10日間だった。Motown最初の見開きジャケットであり、初めて歌詞が掲載されたジャケットだった。さらに参加ミュージシャンやエンジニアの全員を記名した最初のアルバムだった。そして売れないという予想を超えて1年間もチャートに居座りつづけ、30年後も聴きつがれている。いろんな伝説のアルバムですが、このコメントを書きながら、またiTunesで聴いてしまっています。

  2. Borinquen より:

    マービン・ゲイのメッセージって今でも通用するような気がして、そんな気持ちでをUPしました。

  3. N@ より:

    なるほど。ちなみに、アナログレコードは前半の曲、つながっていた
    んですか?メドレーっぽいアレンジになっているんですが、CD は
    曲間にブランクが入っているんです。

  4. 大杉信雄 より:
  5. 大杉信雄 より:

    オリジナル盤がお気に入りなら、ぜひこちらも。ただのリマスター+デモ録音入り、というものとは全く違い、とにかくオリジナル盤を越える「完全盤」です。このアルバムの逸話は多いわけですが、その課程が具体的にどうなっていたのか、自分の耳で確認できる喜びが。「24ビット・デジタルリマスター」とかって音が良くなっているだけで結局失望することが多いのですが(ピーターゲーブリエルとかPoliceとか、結局、買い直してしまったわけですが)、このアルバムは企画力の妙というか、音楽好きの心をくすぐる作り方がうまい。こういう旧盤をネタにしたビジネスなら大歓迎だな〜(CDを売るビジネスも、まだまだいろんなやり方があるということなのでしょう)

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