EMONSTER S11HTルータ化完了

エントリー名が 某 ShimoKen 氏と一緒ですが、イー・モバイルの EMONSTER こと S11HT のルータ化（個人用無線アクセスポイント）を完了しました。これで常時接続の無線環境を持ち歩けます、凄い。

WMWifiRouter という Windows Mobile で動作するソフトを使い、イー・モバイルの定額データ通信を WiFi で共有してパーソナルな無線環境を作ってしまおうという話なのですが、ShimoKen さんをはじめ、某バスケさん、某岡部さんなど元 Newton 人脈の人達が続々と使っているみたいなので気になっていました。ほら、身近な人がはじめるとねぇ、くるじゃないですか。

数年前から会社ではプライベートなネット接続は禁止となり外部メールが見れなくなりました（WebMail もブロックされてる）。せっかく iPod touch（Amazon）がメールもちょっとした Web も見れるのに接続できない。中小企業診断士の集まりで MacBook を持っていっても無線が使えない（ウィルコムは解約）。なのでこの方法は便利といえば便利。

これまでは EM-ONE / EM-ONEα を使う例が多かったみたいですが、あの大きさはちょっと抵抗が。先日、S11HT が出て、WMWifiRouter も正式バージョン 1,0 が登場、動作が確認されたようなので、導入に踏み切りました。

実際の方法は、EMONSTERを無線LANルーターにする「WMWifiRouter」の設定・接続法（できるネット＋　編集部ブログ）を見れば良いでしょう。ここでは僕が導入にあたって手間取ったところなどを中心に情報を共有しようと思います。

• 購入携帯は S11HT EMONSTER、プランは「ケータイプラン」。イー・モバイルがはじめての人はこのプラン。データプランの「ギガデータプラン」が選べますが、（店員いわく）意味はないと思います。僕は「ご加入アシストにねん」を付けました。
• イー・モバイルのコンテンツサービスインフラである EMnet（300円／月）は加入せず。メアドもナビタイムなどのコンテンツも S11HT 経由で使わないので。通話もしないので「定額パック」も必要なし。
• S11HT の設定で一番手間取るのが、使用するネットワークに emb を使う設定。購入直後は EMnet に接続されるように設定してあるのでこれを変更する。具体的な手順は下記の通り。
• スタート ＞ 設定 ＞ 接続タブ ＞ 接続を選択、詳細設定タブ ＞ ネットワークの選択で、接続方法を「emb」に変更。
• スタート ＞ プログラム ＞ インターネット共有を選択、ネットワーク接続で「emb」を選択。
• WMWifiRouter をインストール、WEP を設定したら、 Options ＞ Configuration ＞ Cellular connection で「emb」を選択。
• スタート ＞ プログラム ＞ Comm Manager で「ワイヤレス LAN 」をスタートさせた後に WMWifiRouter を起動、Connect する。これで作業は完了です。あとは iPod touch なり、MacBook なり WiFi で使用するデバイスで WIWifiRouter を設定すればよろし。

バッテリーの持ちやスループットなどは、WMWifiRouter調子イイ（ShimoKen Works）に軽くまとめられています。参考にして下さい。 SANYO eneloop mobile booster（Amazon）は必須です。

で、Windows Mobile。もうがっかり（Windows Mobile ファンの人すいません）。 Internet Explorer は信じられないくらい酷いし、設定類はとんでもなく多いし。もう、10年前くらいに Pocket PC を触った頃とほとんど変わらない。

PDA タイプのデイバイスなら、アプリ資産もあっていろんなカスタマイズができる Windows Mobile という選択はアリだと思うのですが、スマートフォンにはできることに限界があります。もう携帯電話に戦艦級の OS がのっているようなイメージで、Windows Mobile に電話の機能がバラバラに付け足された感じはいまだ変わってない。これに比べれば、 iPhone / iPod touch はおそろしく分かりやすくて使いやすいんだなぁ、と。

しょうがないのでメールだけ設定して、あとは諦めました。ルータとして使おうと割り切り。 S11HT は300万画素のカメラもついてるし、ガジェット感あふれるデバイスなので、もったいない感じ。