Amazon の Kindle ですが、ちょっと触ってます。なるほど数分でだいたいは理解できます。
デバイスからオンラインストアまで垂直統合されているので、やれプロバイダの設定だの、やれアカウントの登録だの、という作業がないところが素晴らしいです。
話はそれますが、デジタルブック事業は iTunes + iPod のように、全部自社で垂直でやってしまわないとダメだと思いますよ。「ストアはウチ、デバイスはあそこ、ネットワークはどこどこ」なんてことになると、「顧客体験」と「事業の成果」に一環としたコントロールができない。「使いにくいデバイスを作ってるあそこのモノが売上不振の原因」など、責任のなすり付けあいがはじまってしまう。ま、この話は Amazon が音楽配信から何を学んだかを含めて後日。
さて、Kindle に電源を入れて最初に驚くのが、いきなり自分の名前が表示されている、「デバイスの登録は既に完了している=個体ごとに登録を行なっている」ということです。電源を入れてからすぐに私のアカウントが表示されているので、個体の ID を(おそらくネットワーク経由で)アカウントと紐づける作業は出荷前に完了しているようです。グレイト。
プレインストールされているのは、Kindle User’s Guide, 1st Ed. 、 The New Oxford American Dictionary、そして Amazon のオンラインにアーカイブされている Kindle User’s Gude , 1st Ed. (笑)。これは常に最新のユーザガイドをオンラインにキープしているということでしょう。
デバイスは非常にシンプルで HOME ボタンで Kindle に保存されているコンテンツ(もしくは Amazon でアーカイブされている本の冊数)を表示する、MENU ボタンでワイヤレスの制御、Kindle Store へのアクセス、そのほかの機能を使う、という構成で、あとは5方向カーソルでアイテムを選んだり、ページ送りのボタンを触るくらいです。
個人的には「通信方法と料金はどうなるんだろう」と思ってたのですが、3G ネットワークで設定など必要なく、すんなりネットワークにつながります。例えば、 MENU から Shop in Kindle Store を選択するだけ。ワールドワイドでこんなに簡単にネットワークに接続されるなんて、昔、 AT コマンドでモデムを初期化したり、アカウントやサーバを設定していた時代が本当に懐かしくなります(遠い目)。
Kindle は薄くて画面が剥き出しなので、カバーが欲しくなりますね。 Kindle Store でのショッピング、パーソナルドキュメントを Kindle に持って行く方法などは、だいたい試したので、続くレポートを参照して下さいまし。先に言っておくと、日本語は表示できません、ガーン。そんなことくらい調べて買えよ、という世界ですが(笑)。
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