Apple Aperture を買いました。 MacOS X で動作する写真編集用アプリケーションです。
画像編集では長く、バージョン 2.5J の頃からAdobe Photoshop を使っていたのですが、いつしか追いつけなくなって Photoshop Elements に。 Web の画像パーツを作るには持ってこいだったのが、文字間隔を操作できる FireWorks を使い始めてからはもっぱら画像のリサイズくらいにしか使わなくなった。
Web パーツではなく、写真を扱うのなら Aperture もアリかな、と Mac AppStore でみた価格が 6,900円。え、こんなに安かったっけ、と。Photoshop Elements 10 アップグレードが 10,290円だから、うーん、もうアパーチャ、ということでクリックゲット。ワンクリックで買える Mac AppStore 恐るべし。
現行バージョンは Aperture 3.2 。これ、昨年の発売当時は1万9800円で販売していたんですね。ちなみに調べると、最初のバージョンは52,000円で登場し、Aperture 2 で23,800円とどんどん値段が引き下げられてきたみたい。 Logic もそうですが、 Apple のプロフェッショナルアプリケーションは値段がとんでもなく安い。少なくともソフトメーカーだけやっていて、あの値段では商売にならんだろう、と思ったり。
で、Aperture ですよ。相変わらずマニュアル類はなく、ガイド本も出ていないので、Apple サイトにあるビデオチュートリアルを観たり。ビデオチュートリアルは観るのは面倒ですが、人の操作を観るのは操作をマスターする近道。結構な数があるのでぼやっと観る。ビデオでダウンロードできれば通勤中に観るのに。マニュアルは PDF を探してダウンロード(PDFマニュアル)、iPhone / iPad でチェックできる体制に。
Aperture 、最初は画像のカンバスサイズを変更するコマンドがなかったり(あるの?)、選択コマンドやレイヤーがないので、「あ(ぱ)ちゃー、思ったのとだいぶ違うなぁ、Photoshop Elements の代替にはならんなぁ」と思ったのですが、使っていると、「あぁ、写真を扱うアプリケーションなのか」と位置づけが分かってきた。
画像編集ではなく、写真編集。そういうことですか。ということで昔の写真など引っ張りだしてきたりして編集(調整という)すると、これが面白い。27インチの iMac で操作するとパノラマでダイナミック。いいぞいいぞ!
しかも調整後の写真はクリック一発で flickr にアップできます。flickr のフォトセットもプルダウンで設定できるし、flickr のセットと同期することも可能、凄い。 iPhoto に似た機能がありますが、iPhoto では写真編集をしなかったので、こりゃ、便利。
いろいろ Aperture を触っていて分かってきたのが、パラメーターの初期値設定。その機能の画像効果を確認するためにスライダーをオーバーに動かしたりするじゃないですか。 Photoshop だと画像がメチャメチャになるんですが、 Aperture で許容範囲で画像が変化するんですよ。
要は、パラメーターの効く範囲のデフォルト設定が写真編集的なのかな、と。例えば、「カラー」というコマンドがありますが、スライダが色相、彩度、輝度とあるんですが、その下に「範囲」というのがあって、この「範囲」が上の各スライダーの有効なパラメータ範囲を規定してる。なので、上のスライダーを左右いっぱいに振っても画像がメチャメチャにはならないわけ。安心してパラメーターをトライできる。
Adobe LightRoom とか触ったことがないので、他のソフトもそうなのかもしれないけど、Aperture 、実に写真的ですよ。値段も安いし、一眼レフで写真を、という人にはおススメです。
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