いかんいかん、ついつい簡単だから Facebook や Twitter に書こうとしてしまう。徒然な話を自分のブログで書かないでどうする。他のサイトやサービスで書いても、それはいずれは消えてしまう。Facebook だと仕事でつながっている人も多いし(そんな人たちに、つぶやき読ませてどうする)、書く時にやはり読み手を想像してしまう。Twitter 、短いしソーシャル苦手。
そんなこんなで、本日のトーク。
今日夜に、ちょっとした経緯でプロが作る 96KHz 24bit の楽曲を聴いたんだけど、ちょっと衝撃的だった、事件だった。いや、楽曲的に衝撃的なイントロなんだよ。シンセのコードが蠢いてね。これからはじまる何かを期待させるイントロなの。
でもね、単純に音の輝きに圧倒された のよ。
その人の楽曲、他の曲も iPhone で聴いてる。でもね、こんなに圧倒されることはなかった。音の輝きに、音圧に、ボーカルの艶に圧倒されたんです。
聴いたのは音楽制作環境の iMac 。ヘッドフォンも SONY MDR-CD900ST だからリスニングヘッドフォンではなく、ただ解像度が高いだけで、音楽を面白くするヘッドフォンではない。単に聴き分けやすい環境。
圧縮して劣化した音源を安っぽい iPhone 付属のイヤフォンで聴いてるんだから、音楽の魅力も半減、いや半分も出ていないんだな、と愕然とした。
mp3 フォーマットが出た時に、FM 局向けのアーカイブ制作をやっている会社と仕事していて、「そんな低レートな圧縮音源を納品したら、放送した時にギャップがモロわかりで酷いことになるよ」「音楽冒涜してない?」なんて偉そうなこと言ってたの自分じゃん。
ハイビットレートの音がいい(悪いがはっきり出る)のは DAW 使ってるから分かってるはずだよね。でも、「低レートで聴いてもキック聴こえるか」とか、「低音の響きが再生できないだろうから、ちょっと上目の周波数を上げて存在感出しておこう」なんて悲しい努力してるのも事実。頑張る方向を間違えてる。
圧縮音楽を聴いて、ソフトウェア音源でピアノ弾いて、iPhone のカメラで写真撮って、ソーシャルサービスで書き連ねる。全部「扱いが便利」で集約される。だから、解像度だとか、キラキラだとかが失われる。そりゃ飽きるし、熱量落ちていくよなぁ。
そんな感じ。
P.S. 皮肉に iPhone X で撮って、解像度足りねーなぁ、と思いながらインスタにあげた写真を貼っておく。
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