Apple Beta Software Program : パブリックベータはじまる、おさえておくべきポイント

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Apple Beta Software Program

iOS 13、iPadOS、macOS Catalina、tvOS 13 の Appe Beta Software Program が開始された。watchOS 6 を除き、WWDC 19 でお披露目された次期オペレーティングシステムのいわゆるパブリックベータ・プログラムがスタートした。

先日、安易にパブリックベータ・プログラムに飛びつかないように、という記事を書いた。

macOS Catalina のパブリックベータ・プログラム参加は気を付けた方がいい
macOS Catalina が発表された。既にディベロッパーや Appleシードメンバーには macOS 10.15 Beta の配布がはじまっている。NDA の関係でそんなに情報が出るはずがないのだが、既に公表されたファクトをベースに話

macOS Catalina には特に注意

macOS Catalina
今年の macOS のパブリックベータ・プログラムは例年以上に「ヤバい」。理由の 1つ目は、macOS Catalina 10.15 が 32bit アプリケーションサポートを廃止していること。各ディベロッパーがリリースする macOS Catalina 対応バージョンが出揃うのは秋だ。macOS Catalina をインストールしたら、使いたいソフトが起動すらしなくなった!ということは避けたい。

また、macOS Catalina はオペレーションシステムが用意するフォルダへのアプリケーションアクセスが厳密にコントロールされるように変更された。64bit アプリケーションであっても、「ダウンロードフォルダにアクセスを許可しますか?」というようなメッセージが頻繁に出る。これが影響して動作がままならないソフト、インストーラーが処理を失敗するソフトも多くある。

例えば、ちょっと前のビルドでは普段使いする Microsoft OneDrive が使えなかった。同期フォルダの指定がうまく動作せず、セットアップが終了しない状態だった。Microsoft はメジャーアップデートとは別に比較的頻繁にアプリケーションの更新を行うので、現バージョンのベータ&最新の OneDrive のビルドでは動作している(また動作しなくなるかもしれない、そんなもんだ)。

iOS のベータプログラムは素人が参加するものではない

iOS13
macOS Catalina はいざとなれば Time Machine のバックアップで元に戻すことができる(macOS Catalina では初回インストール時にブートボリュームの構成変更を行う。検証はしていないが、たぶん、戻すことはできる)。しかし、iOS はそうはいかない。アップデートしたら最後、以前の iOS 12 にデグレードが出来ない。

実際にはそんなことはないんだが、iOS はユーザがインストールできるバージョンを管理しているので、macOS に比べて手順がかなり複雑 だ。まず、アップグレードする前の完全なバックアップが必要だし、前バージョンのファームを別途用意しなければならない。ダウングレードできる対象 OS や期限も制限されている。事前準備が必要で、少なくともダウングレードの大変さは「 macOS と同じ」ではない。

iOS ベータソフトウェアをアンインストールする方法
Apple Beta Software Program、Customer Seed Program、iOS Developer Program に登録すると、iOS のベータ版を試すことができます。この記事では、iOS のベータ版をインストール後、それが不要になったときに、公開されている最新バージョンの iOS に戻す...

また、普段使いする iPhone が満足に動かないのは辛い。以前、Ingress が新 OS に対応しておらず(正式リリース後も満足に動かなかったが)、泣く泣くダウングレードした経験がある。画面表示はめちゃくちゃだし、戦況には関われないし、ひどい目にあった。理由は Ingress がサードパーティが提供する Android 版とのソース共通化ミドルウェアを使っていたからだ。そういうアプリは結構多い。

ということで、「 Apple のソフトウェア品質向上に貢献したい」という志は尊いが、開発者でない(こういうややしいことが好きではない)素人が参加するのはおススメできない。

パブリックベータ・プログラムが提供するビルドは開発者向けとは別

やめとけやめとけ、ばかりでは萎えるので、ポジティブな話も。パブリックベータ・プログラムでは多くの開発者でないユーザ(かつ顧客)が参加するので、比較的に安定したビルドが提供される。開発者向けビルドがそのまま毎回提供される訳ではない。

実は、開発者以外のユーザを対象としたベータビルドをテストするプログラムがある。AppleSeed プログラムと呼ばれるもので、常時募集はしていないが、開発者と同じビルドにアクセスできる(それをテストして問題を報告せよ、というプログラムだ)。AppleSeed や開発者向けビルドをテストでは、ビルドの致命的なバグや修正・検証すべきポイントのおおまかなガイドが提供される。

これらのプログラムでは「パブリックベータのビルドは使わないように」と案内されている。アレとコレとは中身が違うんだ、ということらしい。

とすると、パブリックベータは「新しい世界をちょい見」するプレビューバージョンの意味合いもあるのかもしれない。実際、パブリックベータ・プログラムで絶望するユーザが死屍累々という話も聞かないし。

開発者でもパワーユーザでも誰でも「はじめて」がある。普段使っているコンピュータやデバイスのテクノロジーに触れるのも大切だろう。そんな人は準備をしっかりして参加して欲しい、と締めておこう。なお、守秘義務にはくれぐれもご注意を。

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watchOS 6
watchOS 6は、Apple Watchに様々な新機能を届けます。アクティビティのトレンド。手首の上のApp Store。周期追跡。そして美しい文字盤の数々も新しく登場します。

—– 追記
macOSCatalina の初期ベータは iTunes ライブラリのスイッチをサポートしていない。

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