Moog の iPhone / iPad オフィシャルアプリ、Minimoog Model D Synthesizer が macOS に対応した。Apple Silicon を搭載する Mac で iOS / iPadOS アプリを動作できるようになったのだが、Minimoog Model D Synthesizer もこれに対応、スタンドアローンだけでなく、AUv2 そして VST3 でも使えるようになった。
Minimoog Model D Synthesizer
Minimoog Model D Synthesizer は人気が高いアナログシンセサイザー、Minimoog を再現したソフトウェア音源。シンセサイザーのレジェンドであり、インターフェイスも非常にシンプルな Minimoog Model D は各社からシュミレートしたソフトウェア音源やハードウェアがリリースされている。Model D については下記エントリーで解説している。
Minimoog Model D Synthesizer は本家による Model D アプリということもあって、しっかりとした作り。Model D の魅力を引き出した 160 をこえるプリセットもよく出来ていて、シンセ初心者にも強い味方になると思う。
また、iPad でも使えるのかもしれないけれど、macOS のキーボードで発音することができる。タブキーでホールドしたり、オクターブキーもあるので UI のキーボードをいちいち操作しなくてもよい。キーボードタイプで発音、カーソルは CUTOFF なんて操作もできる。MIDI キーボードを接続しなくても試し弾きできるので便利だ。
プラグインで使うには AUv2/VST3 Wrapper をインストールする
MacApp Store からダウンロードするとスタンドアローンの Minimoog Model D Synthesizer がインストールされる。AUv3 に対応している DAW ならこの状態で使えるはず。AUv2/VST3 プラグインで使うには、AUv2/VST3 Wrapper を導入する。macOS ユーザにはお馴染みの AU / VST のプラグインフォルダにコピーしてから、DAW を起動すればよい。
ちなみにベロシティだけでなく、 MPE もサポートししている。まぁ、アナログシンセだからね。どこまで使うか、というのもあるんだけど。
音楽制作をする人は買っておいて損はなし
価格は ¥3,060 で Minimooog 音源が手に入るんだから、これはマストハブだ。というか、このアプリを買わない理由がない。
これまで MONARK を使ってきたのでどうしたものか、なんて思ってるんだけど、まぁ、贅沢な悩み。まだ使い込んでないけど、ちょっと負荷は高めみたい(Reaktor ベースの MONARK と同等くらい)。もう少し使ってみて気がついたことがあったら報告します。
Moog では Model D 以外にも、Model 15 Modular Synthesizer もリリースしていて、これも macOS で動作する。気になる人はこちらもチェク!
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