MOTU から新しいコンパクトオーディオインターフェイスが発売される。MOTU にしては価格も野心的(安い)で、スペックも面白いプロダクトだ。
MOTU はオーディオインターフェイスに強い
MOTU(Mark of the Unicorn)といえば、Digital Performer の印象が強いが、会社としてはオーディオインターフェイス等のハードウェア販売も強い。現在のプロダクトページをみると、ずらっとオーディオインターフェイスが並ぶ。自分も MOTU 828 シリーズを使っている。安定していてオーディオ品質に定評がある。MOTU のインターフェイスは「ドライバで動かなかったり」という経験が全くない。
多くがラックマウントなので外に持ち出したりはしないが、今回の MOTU M2/M4 は小型なので、取り回しがしやすそう。
MOTU M2 / M4
MOTU M2 / M4 は 120dB ダイナミックレンジの高品質オーディオインターフェイス。接続インターフェイスは USB-C 。最近のノートブック型 Mac や PC は USB-C を搭載しているので、外出先でのレコーディングにも使えそうだ。
M2 / M4 は搭載するインプットの数が異なる。フロントのインターフェイスは mic/line/Hi-Z ギター入力を2つ搭載。M2 はリアに TRS / RCA 出力が2つ。M4 は TRS / RCA の出力が4つに 2つのバランス入力がある。M2 は 2in 2out、M4 は 4in 4out という仕様だ。これに双方ともヘッドフォン端子と MIDI/in/out が付く。
フロントにフルカラーのメーターを搭載しているので、モニタリングもしやすそう。電源は USB-C のバスパワーで稼働。アダプタ次第で iOS にも対応している。
一部のサイトでは日本での販売価格も掲載している。MOTU 国内代理店のハイレゾではオープンプライス・実勢価格が M2 は 21,800円(税別)、M4 がなんと 27,800円(税別)だ。いいじゃん、安いじゃん。
コンパクトオーディオインターフェイスは「高品質というよりライブ用途」というのもが多い。MOTU M2 /M4 は高品質オーディオインターフェイスとして使えるので、外出先でしっかりとしたレコーディングやライブ演奏に使えそうだ。
主な特長
・USB Type-C バスパワー駆動オーディオインターフェイス
・優れたアナログサウンドを実現するESS Sabre32 Ultra™DACテクノロジー
・120 dBのダイナミックレンジを測定したメイン出力
・-129 dBu EINを実現したクリーンなプリアンプ
・ESSテクノロジーがもたらすヘッドフォン出力
・2.5 ms往復レイテンシーを実現(96 kHz / 32サンプルバッファーを使用時)
・クラス唯一の入力&出力LCDフルカラーディスプレイ
・ループバック対応
・クラスコンプライアントドライバ
・100種類以上の楽器音色を含むバーチャルインストゥルメンツを搭載した新しいDAWソフトウェア、Performer Liteがバンドル
・Ableton Live 10 Liteライセンス
・Big Fish Audio、Lucidsamples、Loopmastersが提供する6GBのループ・サンプルパック
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