夜も遅く寝る時間になると採譜することがある。採譜といってもメモ。あれ、どうなってるんだろうなー、なんて気になり始めると寝られない(いや、寝るね。寝るんだけれども)。
今回は Emerson, Lake & Powell の THE SCORE からエンディングのコード。YAMAHA CS-80 のソフトウェア音源、Arturia CS-80V をいじっていたら音が YAMAHA GX-1 に似ているだけに、コードが気になったのだ。
Emerson Lake & Powell - THE SCORE のイントロのファンファーレ
ちょいと採譜コーナー。楽曲はプロレスやスポーツ番組の BGM でお馴染みの Emerson Lake & Powell の THE SCORE 。ビートインして最初のあのかっこいい...
数年前に Emerson Lake & Powell – THE SCORE のイントロのファンファーレ でイントロのコードは解析しましたね。今回はエンディングのコードにフォーカスを当てます。はい、こんな感じです。
イントロもそうだけど、左手パートはトップのメロディに対してオブリガード的な旋律を担当している。
左手パートの下部音声が A から F まで綺麗なスケールになっていることに注目して欲しい。
ジャズやロックでキーボードを弾いていると左手はバッキングという観点でコードを弾きがち。いわゆるコード類型からブロックとして弾くことが多いんだけど、エマーソンはオケやブラスの各パートの短音旋律を意識して作っているんだろうと思う。クラシックのスコアに慣れている人はこういう発想が出るんだろうね。
なので、譜割もクラシック的な 4/4 + 2/4 + 4/4 としてみた。EL&P は 5/4 や 6/4 が多いじゃない。こういうのをシレッと挟むのがいいよね。
コメント
この記事、京王技研のオーツカさんが書いてるんでねーの?
キーボードマガジンにも創刊直後から連載持ってたし。
エレクトロニクス音楽、両方できる元祖二刀流じゃわ!
just スゲー。