Native Instruments が秋の新製品を発表した。ソフトウェアあり、ハードウェアあり、サービスありの怒涛の新製品ラッシュだ。Waveform Lab(波形研究所)こと、このブログのカバリッジである MASCHINE MIKRO Mk3 や KOMPLETE 12、全く予想していなかった KOMPLETE KONTROL A シリーズ と見どころ満載。気になるところをピックアップしようと思う。まずは MASCHINE MIKRO Mk3 から。
新デザインに対応した MASCHINE MIKRO Mk3
私は MASCHINE Mk3 を所有している一方で、MASCHINE MIKRO Mk2 も持っている。ヤフオクで MASCHINE MIKRO のハードウェアだけを手に入れたのだ。外出先では MASCHINE MIKRO を持ち出すようにしている。すごく楽しい(Native Instruments MASCHINE MIKRO レビュー : MASCHINE を始めるには一番の機種だったかも)。MASCHINE を始めるなら MACHINE Mk3 一択と思っていたのだが、新しい MASCHINE MIKRO は機能的にも価格的にも(そしてデザイン面も)そこらへんを織り込んできている。
MASCHINE MIKROは、ラップトップで音楽制作するためのコンパクトなパートナーです。素早いハンズオン操作でビートを打ちこみ、メロディーをプレイ、そしてトラックを組み立てましょう。またインストゥルメント、サウンド、エフェクト、サンプラーやドラムシンセなど、パワフルなツールが全て揃っています。
MASCHINE MIKRO であっても MASCHINE ソフトウェアは共通だから、MASCHINE Mk3 とできることは全く変わらない。なので MACHINE MIKRO としては、ハードウェアでの差異のみに着目すればよい。基本、MIKRO Mk3 は MASCHINE Mk3 との違いは、カラーディスプレイとオーディオインターフェイスの有無だ。
コンパクトながら MASCHINE Mk3 ゆずりの新操作系を装備
まず絶対的に小さくて軽い。これは絶対的な差別化ポイントだ。正直、MASCHINE Mk3 を外出先に持ち出す気にはならない。サイズはモバイル PC にみったりなサイズ(横幅:320 mm、縦幅:177 mm、高さ:45 mm、重さ:1.12 kg)。前モデルよりサイズも重さも、さらに絞り込んできている。
MASCHINE MIKRO には大きなカラーディスプレイこそ搭載されていないが、ボタン配置は Mk3 で改善されたプレイモード専用キーや、ショートカットが網羅されている。パッドの上部や左側のボタン配置が省略されることなく搭載されている。これは非常に大きい。これまでの MASCHINE MIKORO だとシーンに切り替えにはシフトキーとのコンビネーションが必要だった。よく使うベロシティ固定キーやノートレピートもちゃんとある。ここの部分で MASCHINE Mk3 との差異はない。
MASCHINE Mk3 でデビューしたデュアルタッチ Smart Strip も搭載されている。フィルターが楽しい Perform FX でもちゃんと遊べる。
とにかく安い、3万円でスタートできる MASCHINE 生活!
価格も魅力だ。前モデルの MASCHINE MIKRO Mk2 は 41,800円であった。これが後に 34,800円に価格変更したのだが、新しい MASCHINE MIKRO Mk3 は NI オンラインショップ価格で 31,800円だ。なんてこった!1万円も下がってる。 3万円強で MASCHINE をはじめられるなら全く問題ないだろう。何を悩んでるんだ、という気になる。
黒がかっこいい MASCHINE MIKRO Mk3。9月18日発売予定だ。
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