Native Instruments MASCHINE MIKRO レビュー : MASCHINE を始めるには一番の機種だったかも

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Native Instruments MASCHINE を使ってる。自分にとっての DAW は Digital Performer だが、最新バージョンになっていないのと、リズム系のトラックを作るには音源もセットになっている MASCHINE の方が充実している。こういうムービー(Jeremy Ellis performing on MASCHINE)こういうムービー(Whoever (Live Maschine Beat)) の影響で「MASCHINE は楽器」と思って使うようになった。

で、MASCHINE MK2 を使っているのだが、やはり「狭い部屋には少し大きい&持ち運ぶのは不利だな」と思うのだ。MASCHINE はほとんどの操作を MASCHINE 単体で完結できるのだが、ウチに場合は本体を正面 iMac に対し右側上方に設置しているので、やはりエディットは正面の iMac でやってしまう。一回スタジオに持ち出したことがあるが、MacBook も持って行くことになるので、配線は USB ケーブル1本で便利だが「気軽る」という訳にはいかない。YouTube のような「野外でのんびり演奏を」なんてのは難しそうだ。

そんなある日、ふとしたことで中古の MASCHINE MIKRO を入手した。白が可愛かったのと手に取った時に大きさが思った以上に小さかったからだ。値段も1万円強となかなかお手頃、ということでお買い上げ。そして週末が来た。

これが抜群によかった。この週末は MASCHINE で遊んだのだが、MIKRO なら正面のキーボードの手前に置けるサイズ。パッドの大きさは変わらないのでパッド練習にも最適。ボタンも少ないので配置もすぐに頭に入る。ディスプレイもきちんと1つ付いているから MASCHINE の状態もきちんと分かる。必要十分だ。

リビングに移動して MacBook につなげるが持ち運びも実に簡単。DropBox でプロジェクトとサンプルデータを共有すれば、あとは MIKRO を持ち歩くだけでオーケー。サクッとつなげてサクッと演奏。いい。実にいい。おまけに白くて可愛い。実にいい。

実際にこれまで作ったプロジェクトを MASCHINE MIKRO で演奏した場合の操作性の違いは ノブが1つ なのと、GROUPの変更をボタン一発でスイッチできない、ということくらい。パッドが占める面積が大きいので演奏に集中できる。あぁ、小さいことはいいことだったのだ。

演奏するとこんな感じ。

MASCHINE がずっと気になっているなら MIKRO からはじめるといい


MASCHINE が気になって仕方がないものの買わずにいる、という人は結構いると思う。Ableton Live との連携を考えると PUSH や Novation Launchpad がいいのではとか、 DAW との連携を考えると MASCHINE は相性がどうなのかとか、あー、MASCHINE JAM って何だよ!とか。

「制作環境を MASCHINE にしよう!」「MASCHINE STUDIO 買っちゃおう!」と潔くもなく、1年くらいずるずる迷っているような人は MASCHINE MIKRO を買えばいいと思う。それで十分どころか、MIKRO のシンプルさと機動力により MASCHINE を最大限に使いまわせるようになると思う。

残念ながら MASCHINE で起承転結ある曲を作ったり、オートメーション書いたり、はたまたマスタリングまで持って行くのは実に大変だ。MASCHINE はひょいひょいとトラックを作って DAW に持って行くか、MASCHINE での演奏を楽しむのが一番いいと思う。ということで MASCHINE MIKRO オススメです!

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と、当時は思っていましたが、現在(2018年2月)は MASCHINE をはじめるには カラーディプレイ搭載で操作性を大きく向上させてオーディオインターフェイスまで内蔵した MASCHINE Mk3 がベスト、と思ってます。

さらに、2018年9月に MASCHINE MIKRO Mk3 が発表されました。もう迷う必要はありません。こちらのレビューをどうぞ。

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