あの白いヤツだ!スピーカー内蔵のオールインワンパッケージングシンセ KORG microKORG S 登場

RECORDING

microKORGs
くすればいいのかよ、って話なんですが、白いと欲しくなるもんです。ということで、microKORG S です。

現代のシンセサイザーは、アナログシミュレーションだ、いやアナログそのものだ、いやアナログとデジタルのツーマンセルだ、とかやってますが、一方でパッケージングも重要です。コンパクトでかつ、おもちゃじゃないシンセサイザー。某ヤマキ氏も愛用している Novation MiniNova しかり、最近の Roland JD-Xi しかり。

コンパクトシンセサイザーの定番が2.1chスピーカーを搭載してリニューアル

microKORG は 2002年10月に発売されているから、もうすぐ14年ということになりますが、買いやすい価格帯、ミニ鍵盤にボコーダーを搭載、電池駆動が可能な便利な飛び道具というパッケージングは microKORG が発明したといっていいでしょう。本当にファンがいるのか分からないコルグ特有のリバースカラー鍵盤(赤と黒のやつ)や真っ黒なバージョン、そしてゴールドカラーとカラーリングだけで話題を提供してきた microKORG ですが、今回の満を持してホワイトはカラーリングだけでなく(最も大きい話題とは思うが)、なんとスピーカー内蔵。しかもステレオ+ウーハーの 2.1ch 。究極に使えるシンセになりました。

公式サイトのムービーを観ると、「スピーカーを鳴らしながらボコーダーは使えるのだろうか」と疑問も出ますが、やはりスピーカー内蔵だと便利なことこの上ないですよ。

サウンドメモリは倍増、最大発音数4ボイスなど基本性能は変わらず

microKORG vs microKORG S

最大発音4ボイスという基本機能は変わらず、メモリ容量を倍増。256プログラムと倍になった音色プログラムはサウンドネームリストを比べてみると、旧microKORG の音色が B/C バンクに入っていて、新たに作った63音色がAバンクに入っているみたい。新サウンド64 + microKORG 128 + ユーザ64 という構成。インパネも比べましたが全く同じ。うーん、8ボイス強化とリバーブくらい付けて欲しかったですが、必要にして十分とは思います。

microKORG には Mac/PC で動くサウンドプログラムエディターがあったのですが、microKORG S 用はまだ出ていないようです。

白いやつがいいのに決まってるけど

僕は microKORG を持っているのですが、白くなった新型も欲しいですね。買い換えたいけど、正直やっている音楽にはサウンド的にマッチせず、ライブではボコーダー専用機。新たに出費するのはなんかなぁ(笑)。それなら miniNOVA の方が欲しいかも。でも白くすればいい、というのは真なりです。

9月はなかなかいいスタート。なんかとんでもない写真 が掲載されているローランドの新作発表も待ち遠しいですね。

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波形研究所 所長

WAVEFORM LAB(ウェーブフォーム・ラボ) は音楽制作、デジタルライフ、イノベーションをテーマとするサイトです。

1997年、伝説の PDA、Apple Newton にフォーカスした Newton@-AtMark- を開設、Newton や Steve Jobs が復帰した激動期の Apple Computer のニュースを伝えるサイトとして 200万アクセスを達成。2001年からサイトをブログ化、2019年よりサイト名を WAVEFORM LAB に改称、気になるネタ&ちょっとつっこんだ解説をモットーにサイトを提供しています。

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