Apple Watch を使っている。購入に少々悩んだ経緯は書いたが、実際に普段使ってみてどうなのか?というところを書いていなかった。記事を書かなかった理由は Apple Watch がある生活といっても「あぁ、未来を感じる!」という部分が意外にも少なく、これは基本、時計だね、うん というのが実感だったからだと思う。
でも、「今日は Apple Watch ではなく違う時計にしよう」という日はない。朝、起きたら Apple Watch を腕に付けるし、普段の生活、特に仕事においては非常に助けられている。そこで、自分が考える Apple Watch の使い方を紹介したく思う。
Apple Watch は秘書であり、タスクマネージャーだ
仕事で2つの部門を幹部社員として掛け持ちしている。2つの部門は全く違った業務をしているので、流れとしてタスク把握をするのが難しい。自分の時間はスタッフのために使うことが大半でかつ、スタッフがいろんな業務をしているので、ミーティングが途切れなく設定されることも多い。
前のミーティングが伸びて次のミーティングが遅れたり、ということがよくあった。最悪その日のスケジュールが全部、後ろに遅れたりする。しかも、ミーティングが伸びた原因は自分だったりするので、スタッフに申し訳ないことこの上ない。
Apple Watch の最大のメリットはタスクマネジメントにおける支援 だと思う。 iPhone のスケジュール管理のアラームを丁寧に設定することで、次のミーティングに移るタイミングを腕をタップして教えてくれる。
通常の打ち合わせなら10分前にアラームを設定する(デフォルト)。10分あればたいがいのミーティングはクロージングできる。移動するアポイントメントの場合は、オフィスを出る10分前のタイミングでアラームを設定するのだ。
iPhone の通知は、メール着信やSNSの更新、アプリ通知やセールの案内など、内容が多岐に渡ってしまう。Apple Watch の通知はスケジュールリマインダのみに絞る(呼吸やアクティビティの通知はあるが)ことで、1日のスケジュールをしっかりと遂行できるようになる。
そのため、締切りがあるイベントや1日の重要なタスク、友人や家族の誕生日やプライベートのイベント( iPhone X の予約日とか)も iPhone のスケジュールに入力している。 iCloud で Mac / iPhone / Apple Watch に自動展開されるので本当に便利だ。
Apple Watch の文字盤を仕事とプライベートで使い分ける
watchOS 4 でいくつかの文字盤が追加されたが、仕事におけるタスクマネジメントとして Siri の文字盤は強力だ。平日の仕事中はこの文字盤を使っているが、これが凄くいい。その日のカレンダー登録イベントだけでなく、朝は天気、リマインダーや写真等から必要なものをピックアップしてくれる。クラウンを回せばタスクをアウトルックできる。実にハンディ。
表示する情報はデータソースから指定できる。これらのアプリの情報から随時、必要なものを Siri が提案してくれるわけだ。
ミニアイコンとして置けるコンプリケーションには、左上はメールか Yahoo!天気、右上は普通に日付を設定している。暇がある時にメールの着信確認やいらないメールの削除ができるのが便利だ。
仕事が終わった後や休日は、楽しい文字盤に切り替える。新しい文字盤のトイストーリーは素敵だ。いつか飽きると思うが、タップするとショートアニメーションを表示してくれるので楽しい。ところで、WWDC ではバズ、しゃべってなかったっけ。
シンプル もよく使う。シンプルな時計と必要な情報へのショートカットを四隅に配置できる。コンプリケーション設定は、右上は Yahoo!天気、左上はメール、右下はカレンダー、左下はアクティビティだ。イベント通知は文字盤に表示されなくても腕をタップして教えてくれるので安心だ。
そのほか、使っているアプリ
残念ながら自分は Apple の Tim Cook と違い、フィットネスジムにも行かないし、日頃ランニングをする健康志向でもない。なので使っているアプリは極めて地味だが、そもそも画面の小さい時計にそんなに求めていない。意識が高くない普通の人として推薦できる必須アプリは次のもの。
Yahoo!天気
Apple Watch のサードパーティのアプリで一番、しっかり作っている。1日の天気の推移や雨雲レーダーを表示してくれる。データの読み込みも早い。時間がない朝、天気はテレビでチェッックせずに Apple Watch で歩きながらチェックする。
タイマー
これは Siri 経由で指示する。「Hey Siri, 3分後に教えて」だ。いいかげん、「ねぇ、Siri 」で Siri が起動してくれるようにならないかな。
こよみ – マンスリーカレンダー
1ヶ月のカレンダーを表示してくれるシンプルなアプリ。マンスリーカレンダーを単純に確認するシーンは意外に多い。Apple Watch のドック、サイドキーをクリックすると表示するアプリに設定している。watchOS 4 からドックを縦に表示するようになった。呼び出しがちょっと面倒になったな。
バス&時刻表&乗り換え バスNAVITIME
次のバスを iPhone を取り出さずに確認できる。起動から表示までのタイムラグが大きいが、メモリ領域が小さくアプリの起動がもたつく Newton MessagePad 120 を使っていた頃のノウハウで、体が勝手に必要性を予感して動いてくれる。なんじゃそれ。
Wallet
あ、Suica もよく使う。コンビニの Suica 払いは Apple Watch が基本だ。
shazam
カフェで気になる音楽がかかっていたら Shazam を起動する。音楽を認識したら クラウン+サイドボタンでスクリーンショットを撮っておくとよし。
本当に必須なアプリはこれだけ。ほかにも使っているアプリは次回、紹介したく思う。
コメント