Apple が本日、iOS 11 をはじめとする最新 OS をリリースした。既に iOS 11、watchOS 4、tvOS 11 の配信を開始している。iOS 11祭りだ。そんな中、watchOS 4 にアップデートできない(watchOS 4 を検知できない)現象が発生した。対策方法を共有しておく。
現象としては、Watch アプリでアップデートを確認しても、「watchOS 3.2.3 お使いのソフトウェアは最新です」と表示される。対策は2つ考えられる。
iPhone を iOS 11 にアップデートしていない
watchOS 4 は iOS 11 端末からでないとアップデートできない。iOS 11 にアップデートを完了すること。
これはネットでもみられた対策方法だが、手元の iPhone は iOS 11 ビルド15A372。自分の iOS 11 は通常配信でも Public Beta でもない、Apple Developer Program に近い形式で配信されているが、GMのビルドであり問題はない。
Apple Watch とのペアリングを解除し、再ペアリングする
iPhone や Apple Watch の再起動でも解決しないので、Apple Watch とのペアリングを解除し、再設定することで watchOS 4 のアップデートを検知する方法をとり、解決することができた。
再ペアリングは従来設定のバックアップから復元する方法と、新しい Apple Watch として設定する方法があるが、従来設定からの復元で問題ない。
注意しなければならないのが、Wallet系の設定がクリアされる ことだ。クレジットカードや Suica は再度、iPhone から再度追加する必要がある。クレジットカードは追加するだけなので問題なかろう。気になるのは、Apple Watch
で使っていた「残高がある Suica 」の復元だ。
結論としては残高があるSuica情報も問題なく復元できる。方法は次の通り。
- Watch アプリを開く
- Wallet と Apple Pay をタップ
- カードを追加をタップ
- iCloud のパスワードを聞かれるので入力して次へ
- カードの種類の Suica をタップ
- 「カードを再度追加」が表示されるので残高を確認し、追加して完了
- 残高を確認するには Suica 情報を復元後、Suica アプリの「チケット購入・Suica管理」画面から「 SF利用履歴(前日まで)」で確認するとよろし。
iCloud に Wallet 情報は格納されているのでデバイス側の復元は簡単なのだ。うんうん、良かった。
作業時間としては15分程度で完了する(結構かかると思っておいた方がいい)。Apple Watch とのペアリング解除に5分強、再起動や再設定に10分程度かかる。そしてこれらのプロセスは Apple Watch のバッテリーをかなり消費する。充電器を持っていない場合、外出先での作業は避けた方がいいと思う。
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