KORG から「 KORG Module にサウンドライブラリーを追加して期間限定セールをやっている」とメールがあった。詳細はこちら を読んで欲しいのだが、ポイントは3点。
- KORG Module 本体が 50%オフの 2,400円に
- セール期間は 2月1日(木)から 2月15日(木)の 2週間
- アプリ内課金のコンテンツも割引になってるよ
KORG Module のピアノサウンドは素晴らしい
KORG Module は iOS で動作するキーボード音源だ。アコースティックピアノ、エレクトリックピアノ、オルガン、クラビ、ストリングス、ブラス、シンセといった鍵盤系の統合音源だ。内蔵音源に加えて拡張音源として様々なサウンドを追加できる(アプリ内課金)。特徴としては KORG 製品に限らず、SCARBEE や Synthology などサードパーティのサウンドも追加できる。
昨年の記事にある通り、KORG Module のピアノサウンドはなかなか素晴らしい。Dark Piano なんて凄く雰囲気あってクラシックでも問題なしだ。エレクトリックピアノもなかなかの再現度。
以前はアコースティックピアノ練習のためには YAMAHA KX-88 に Mac で動作する SYNTHOGY Ivory を使っていたが、最近はこの KORG Module を使っている。ミュージックプレーヤーと統合できるし、なんといっても手軽だ。
「サウンドは 素晴らしい」と書いているのには理由があって、実際に弾いた時のポリフォニック処理に違和感がある。「鍵盤をホールドしたままでも、発音順に音がリリースされていく」という現象があった。例えば左手でコードを押さえたままにしていても、発音順に同時発音数を消費してしまうので、右手でメロディを弾くと押さえているコードが消えてしまうのだ。現在は解消されているんだろうか?
KORG Module で KORG Gadget の弱点を補う
シンセサイザー系のサウンドが充実している KORG Gadget だが、実はサンプリング系キーボードサウンドは「かなりショボい」。特にピアノやエレピは Marseille を使うことになるのだが、これが悲しいクオリティ。
KORG Module を導入すれば、KORG Module で用意されているキーボード専用ガジェットが追加され、弱点だったリアル鍵盤系サウンドが一挙に強化 される。
欠点としては「非常に重い」というところだろう。CPU というよりメモリ/IO的な重さ。バッファ値を大きくすると負荷の問題は解決するが、プレイと発音の時間差が気になってくる。iPad など負荷に弱いデバイスでプレイする場合は Marseille で入力しておいて、後で KORG Module 系ガジェットに変更すればいい。
今回りリースされた3つのライブラリーよりも、セールで 1,800円の SYNTHOGY Ivory Mobile Grand 、セールで 600円になっている Wurley Electric Piano や半額になっても 1,200円する TRITON Best Selection あたりがオススメです。
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