My Tracks : Abu Dhabi Trance / June 17, 2018

My Tracks

Abu Dhabi Trance

Abu Dhabi Trance

Abu Dhabi

KORG Gadget で作った曲は、音源ガジェットをいじっていて、出来の良さにインスピレーションを受けて作ったものが多い。試しに触ってたら、いい感じじゃん、ってできちゃう。そういう意味では KORG Gadget は自分にとって、まだ1周目なのかもしれない。

KORG Gadget の Abu Dhabi – Dynamic Loop Slicer はループスライサーモジュールなんだけど、スライスした波形をピッチだの音量など個別に指定でき、出音は個性的なプリセットが多く、好き嫌いがはっきり出るガジェットだと思う。

それこそ、REX プレーヤーである Stockholm by Reason くらいのあっさりした作りもできると思うんだけど、なぜか Abu Dhabi はこうなった。Abu Dhabi でノリノリのループがあったので(たぶん、ほぼプリセット)、 普段はあまり作らない「ノリノリ(死語)」のハウスを作ってみた。

Abu Dhabi Trance / June 17, 2018

最初に作ったのが基本的な流れのトラック。普通にイントロ、メロ、アウトロといった感じ。Abu Dhabi ガジェットをフィーチャーしただけあって、Abu Dhabi だけで 5トラック使っている。ベースも Abu Dhabi のアコースティックベースのループもの。シンセトラックは大好きな Mono/Poly の再現ガジェットである Montpellier を使っている。

ちなみに KORG Legacy Collection からある Mono/Poly のソフト音源はオリジナルの Mono/Poly とは次元が異なるエフェクトビルトインのスーパー Mono/Poly になっていて強力。これを移植して欲しかったな。

ソングデータのダウンロード

現在、ダウンロードは停止中。

Abu Dhabi Trance (mntcrisis à gogo mix) / June 25, 2018

Allihoopa フレンドの mntcrisis によるリミックス。楽曲の構成も大胆に変更されており、「あ、ダンスソングとしてもアリなんだな」と気付かされたミックス。シンセの音色も変更されている。これをきっかけに Abu Dhabi Trance のロングバージョンを作ることにしたんだけど。

Abu Dhabi Trance Extended Journey Mix / August 13, 2018

Abu Dhabi Trance Extended Journey Mix / August 13, 2018

80年代によくあったんだけど、楽曲のメロを抜いて構成を繰り返す「ロングバージョン」なる手法があって、当時の Thomas Dolby の “Flying North” Long version はメロが抜いてあってバックのシンセトラックがはっきり分かったり、新たにドラム・シーケンスパターンが追加されていたり、こういう手法が結構好きだった。

夏まっさかりで、ハウスっぽい長いミックスもいいかな、と思って作ったのがこのトラック。Abu Dhabi Trance Extended Journey Mix。

構成は各パートをダブルに、メロなしパートを追加、そしてこのミックスだけに現れるシーケンスパートを追加している。アウトロも少し変えてオーバー目にしている。追加したシーケンスパターンは最終ミックスに Pioneer RMX-500 REMIX STATION を使ったディレイやフェイザーエフェクトをかけているので、この部分はネイティブデータには含まれない。KORG Gadget はマスタートラックにオートメーション書けないからね。

ソングデータのダウンロード

現在、ダウンロードは停止中。

楽曲の紹介について

かつて Allihoopa という DAW のネイティブ・ソングファイルを相互に交換できる音楽制作コミュニティがあった。例えば KORG Gadget のような「箱庭型 DAW(外部プラグインを使わない、ソングデータさえあれば楽曲をそっくり再現できる DAW)」のデータを楽曲とともにアップロードすると、その楽曲データファイルを使って、海外の誰かがリミックスしてくれたりする。これが本当に強烈に面白かった。

自分も他の人の曲のリミックスやアイデアを発展させた楽曲を作ったし、そういう「自分の楽曲がリミックスされる」ことで生まれた絆・人間の関係性って、「いいね!」をクリックするだけの関係とは全く違うものになるんだ。

現在は SoundCloud や BandLab を使っているけど、どちらも最終ミックスのサウンドデータしか扱えない。ので、オリジナルのソングデータも含めて提供する曲紹介コーナーを作ってみた。Digital Performer など、箱庭型 DAW でないソフトウェアで作ったものはプロジェクトファイルは提供しないものある。

楽曲データは自由にダウンロード、改変してもらって構わない。スクラッチから作っているので著作権上も問題ない(楽曲は Creative Commons Attribution 4.0 International )。どんなリミックスでも構わない。お願い事項が1点、リミックスしたら、ぜひ教えて欲しい。このエントリーのコメントでも Twitter でも SoundCloud のコメントでもオーケーだ。


There was a music production community called Allihoopa that can exchange DAW native song files with each other. For example, if you upload the native data of “Hakoniwa-style DAW (a DAW that does not use an external plug-in and can reproduce the music completely if there is only song data)” such as KORG Gadget, someone overseas remixes using that music data file I will do it. This was really interesting.

Currently I use SoundCloud and BandLab, but both can only handle the audio data of the final mix. So, I made a song introduction corner to provide it including the original DAW-native data. Project files will not be provided for software that is not a Hakoniwa-style DAW, such as Digital Performer.

The music native file may be freely downloaded and modified. There is no problem in copyright because it is made from scratch (music license is Creative Commons Attribution 4.0 International). It does not matter what remix. If you have one remix, please let me know, you can comment on this entry, Twitter and SoundCloud.

Thanks.

My Tracks
この記事をシェアしてくれると、とても嬉しい😆
Follow Me !
波形研究所 所長

WAVEFORM LAB(ウェーブフォーム・ラボ) は音楽制作、デジタルライフ、イノベーションをテーマとするサイトです。

1997年、伝説の PDA、Apple Newton にフォーカスした Newton@-AtMark- を開設、Newton や Steve Jobs が復帰した激動期の Apple Computer のニュースを伝えるサイトとして 200万アクセスを達成。2001年からサイトをブログ化、2019年よりサイト名を WAVEFORM LAB に改称、気になるネタ&ちょっとつっこんだ解説をモットーにサイトを提供しています。

Follow Me !
WAVEFORM LAB

コメント

タイトルとURLをコピーしました