SUPERBOOTH19 で一番輝いていた新製品は、Superlative Instruments が開発中の Roland SH-101 クローン、SB-1 Space Bee だろう。Twitter のアカウントから、マサチューセッツのケンブリッジの新興メーカーということは分かるが、これまで聞いたことがないので、この SB-1 Space Bee が最初の製品となるのだろうか。
SH-101 クローン、SB-1 Space Bee のスペック
とにかく薄く、新しくリフォームされたボディがたまらない。シンセサイザーのスペックからは、オリジナルの SH-101 の特長である CEM3340 チップを再現し、インパネのスイッチ・スライダー配置もシンセサイザー部は、ほぼオリジナルを踏襲している(ピッチベンド等は全く異なる形状もののが搭載されている)。
ちなみにオリジナルの Roland SH-101 の記事も最近、書いてます。
https://t5blog.waveformlab.com/2019/02/Roland-SH-101.html
Superlative Instruments のホームページに掲載されている情報は以下の通り。
- 電圧制御オシレーターチップ CEM3340 のレプリカ、ディスクリート回路によるエンベロープで構成した
クラシックな 4ポール 電圧制御 VCF - USB、MIDI、CV /ゲートの入出力を搭載、他のシンセサイザーやモジュラー機器とのシンプルに接続が可能
- 触感のあるラバードームスイッチをベースにした反応の良い、新開発のフルサイズのキーボードを搭載
- 精密設計のシャーシによる 1インチよりも薄い新しいフォームファクタ
- 充電式バッテリーを内蔵した初のアナログシンセサイザーであり、充電間の終日の演奏が可能
- 新しいデュアルレイヤーシーケンサーは、CV /ゲートまたは MIDI 経由の 2台目の SB-1 の同期制御が可能
ICONさんの現地取材によると、「できるだけ早い時期に販売を開始したいとのことで、価格は1,000ドル以下を目指している」とのこと。以下、現地取材記事、必見。
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Superlative Instruments SB-1 / Space Bee #spacebee @playsuperlative pic.twitter.com/oD0nnolEH3
— ICON (@ICON_jp) 2019年5月11日
Superlative Instruments SB-1 の続報は継続してフォローしていきますっ!
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