NOIRE – アコースティックピアノの可能性を追求できる Native Instruments の新世代ピアノ音源

RECORDING

Native Instruments NOIRE

Native Instruments のピアノ音源、NOIRE を使い始めたので紹介しておく。ピアノを再現するだけでなく、ピアノの可能性を感じさせる音源なので面白い。

Native Instruments の変わったピアノシリーズ

Native Instruments はいくつかのピアノ音源を Kontakt 向けにリリースしている。リアルなアコースティックピアノを再現した DEFINITIVE PIANO COLLECTION では、THE GRANDEUR、THE MAVERICK、THE GENTLEMAN といったコンサートグランドからアップライトまでのピアノをカバーしている。

また一方で、ピアノタイプ音源として面白い音源をリリースしている。

THE GIANT

Native Instruments THE-GIANT

THE GIANT は実在する世界最大の巨大なアップライトピアノ Klavins Piano Model 370i をサンプリングしたもの。全高 3m、総重量 2トンという世界最大のピアノから放出されるサウンドは、とにかく普通のピアノとは全く異なる、ピアノ要素のある派手で倍音や響きがとんでもないサウンドであり、かつ、きちんと使える音源となっている(ピアノ音源としては Synthogy Ivory の次に登場回数が多い)。

Klavins Piano Model 370

Hania Rani – SUN, on the Klavins M450i
全高3メートル・重量2トンの世界最大のピアノ「Klavins-Piano Model 370」が奏でる音色とは
18世紀に誕生した楽器・ピアノは、その300年以上にわたる長い歴史でさまざまな改良が加えられてきました。もはや完成の域に達したのかと思われるピアノですが、実際はまだまだ理想の形にはたどり着いていないようで、ドイツで制作されたピアノ「Klavins-Piano Model 370」は、最高の音色を求めて設計された全高3メ...

UNA CORDA

Native Instruments UNA CORDA

UNA CORDA は同じく David Klavins が制作したピアノ、UNA CORDA をサンプリングしたもの。とても美しくメロウな響きをするピアノで、通常のサウンドに加えて、フェルト、コットンを装着したサウンドを収録している。昨年に Komplete をアップグレードしたことで、やっと手に入った。

あまりに美しいので、楽曲も作った。唯一無二のサウンドだ。

My Tracks : Una Corda / December 8, 2019
UNA CORDA というピアノ実はほとんどの楽曲がそうなんだけど、固有のシンセ音源なり、ピアノ音源なり、「音」のキャラクターが出発点になることが多い。今回は Native Instruments の UNA CORDA というピアノがトリ

いつか本物を弾いてみたい。というか、買ってみたい。

Una Corda

NOIRE

Native Instruments NOIRE

Komplete をアップグレードすると、それまで発売されていた音源がすべて手に入るのだが、待ちきれずに買ったのが、NOIRE だ。作曲家、ピアニスト Nils Frahm が所有するカスタマイズド・コンサートグランドをサンプリングしている。ベースとなるピアノは Yamaha CFX 9 だ。ノーマルの PURE とフェルトバージョンが収録されている。容量は 16GB。

厳選され、カスタムイントネーションが施されたYamaha CFX 9’ グランドピアノが、Uli Baronowskyと Galaxy Instrumentsによって入念に(愛情を込めて)サンプリングされました。開発チームはヴィンテージのマイクとプリアンプを使い、この独特なインストゥルメントのフルダイナミクスとトーナルレンジを数週間に渡って、旧東ドイツの国営ラジオ局の本拠地跡で有名なベルリンFunkhaus NalepastrasseのSaal 3で録音しました。

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NOIRE は単なるサンプリング音源ではなく、細かい音作りに対応している。EQやリバーブなどの外部的エフェクトに加えて、ピアノサウンドそのものの調整要素が多く用意されている。倍音の比率やペダル、メカニカルなノイズ、トーンの深さ、ペダルはハーフペダルも選択できる。ピアノばかりで構成した楽曲を NOIRE をメインにいくつかのピアノ音源で作り直してみたのだが、イメージするピアノに調整するのがとても面白かった。

また NOIRE の面白い機能として、PARTICLES ENGINE というのがある。コードを弾くとリズムやハーモニクスで自動的に動きのあるサウンドをリアルタイムに生成してくれる。

ピアノという楽器は、その形状や弦長、打鍵アクションを見直すことで、もっと多様なサウンドが出せる可能性を秘めていると思う。「おおまかにアップライト、グランドの2種類で、あとは大きさが違う」なんて発想じゃなく、ピアノはもっとイノベーティブに変化できるはず。

打鍵構造を大幅に変化させたエレクトリックピアノや、昨今のサンプリングピアノを越えるアコースティック・ピアノの登場に期待したい。

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