Apple iPhone X レビュー : 手のひらにずっしり重いウルトラスマートフォン

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iPhone X
Apple iPhone X です。ソフトバンクで予約開始日 16:01 に予約、普通に初日にゲットできました。供給量は極小という前情報の割には、ある程度の量が確保されていたのではないでしょうか。購入したモデルはシルバーの 256GB モデル。環境も無事に移行し、使い始めました。

第一印象は「お、重いぞこれ(驚き)」

iPhone X を最初に触った感想は「重い」。これまではの iPhone 7(138g)だったんだけど、36g 増えた 174g の iPhone X がやけに重く感じる。 iPhone 8 Plus が 202g だから Plus モデルに比べるとずいぶん軽いんだが。調べると以前使っていた iPhone 6 Plus が 172g 。最近の Plus はずいぶん重いんだね。正直、女性には重すぎるように思います。

iPhone X サイズ比較

おそらく本体サイズが小さい分、バランス的にも重く感じるんでしょう。後述しますが、iPhone X はホームボタンがない分、アプリの切り替え操作でスクリーン下部を操作する比重が高いのも影響していると思う。ケースによっては片手操作は辛いかもしれない。

スクリーンは実に広い、読みやすい

スクリーンはとにかく広い。1,920 x 1,080ピクセルの iPhone 8 Plus より広い 2,436 x 1,125ピクセル。老眼の目には実に優しい。Super Retina HD ディスプレイはくっきり綺麗。

iPhone X に対応していないアプリだと上下に黒い帯が入る。iPhone X の画面アスペクトを活用した UI はまだまだこれからのようだ。純正アプリでも広くなった画面をうまく使っているとはいいにくい。例えばキーボード。もうちょっと面積をうまく使う配置があってもいいと思う。

iPhoneX Keyboard

新しいディスプレイは OLED だ。Apple は iPhone X の Super Retina ディスプレイについて で OLED ディスプレイ特有の注意点も掲載している。

OLED ディスプレイを見る角度を変えると、色味や色合いが若干変化するのに気付くかもしれません。これは、OLED の特性で、問題ではありません。長期的に使っているうちに、見え方に若干の変化が見られる場合もあります。これもまた予想されることで、「残像」や「焼き付き」など、画面に新しい画像が表示された後も前の画像がかすかに残って映るといった現象も、起きるようになる場合があります。極端な例になると、高コントラストの同じ画像が長い時間表示され続けることもあります。Super Retina ディスプレイの開発にあたっては、こうした OLED の「焼き付き」現象の低減という点でも、業界最高を目指しました。

全面スクリーンというのは落として画面割りそうで怖い。考えてみればこれまでも全面ガラスだったんだけど、隅々までスクリーンとして画面が描写されている分、恐怖感が増す。すぐにガラスプロテクターを貼る。うーん、これでもまだ怖いので手帳型のケースを装着。お、重いぞ。軽くて薄型のケースは引き続き探さないと、という感じ。

ホームボタンはもういらない

iPhone X からホームボタンがなくなった。ホームボタンがなくなったことで、操作系が一部変更されている。

「ホームに戻るジェスチャーが大変」だの、「ホームボタンがなくなりアプリ切替操作が不便に」という話があるが、あれは嘘だ。新しいジェスチャーは自然で無理がない。本当にすぐに慣れる。コントロールセンターの呼び出しが上に移動したのも問題ない。

一方で、Touch ID は結構好きだった。「特段、困っていないんだから顔認証にする必要ないじゃん」「技術の押売り?」なんて思ってたんだど、Face ID の方が便利だ。スクリーンのアンロック、サファリでフォームパスワードを呼び出す時も、Suica アプリのように Touch ID 操作をしなければならない時も、普通にスクリーンを見つめていたら認証してくれる。非常にスムーズ。問題ない。

Face ID と新しいジェスチャーの登場によってホームボタンはもう必要なくなった。あれは旧世代のテクノロジーになった。ホームボタンよ、お疲れさま。

写真はこんな感じ

写真はすいません、もうちょっと真面目に撮ります。

iPhone X Camera Sample 2

iPone X ならではの機能が欲しい

ケースやワイヤレス充電器は揃えるには時期尚早と思う。ケースはまだ出揃っていないし、ワイヤレス充電器は iOS 11 の制約で 5W 充電しか出来ない。iPhone 8/X に最適化した Belkin Boost Up Wireless Charging Pad は在庫切れですぐには手に入らない状況。アクセサリーはのんびり揃えていけばいい。18年に登場する AirPower が Apple Watch 2 も含めて充電できるようになるといいんだけど。

新しくなった iPhone X 。重いのを除けばよく出来ている。だが正直に言って、「iPhone X でないと出来ない」「iPhone X を象徴する機能」がないのは残念。アニ文字は実際には使うシーンがないし、Face ID は Touch ID を置き換える機能だ。

そもそも 2018年に発売するはずだったというだけあって、なんかこなれていない感じが否めない。今後に期待だ。

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波形研究所 所長

WAVEFORM LAB(ウェーブフォーム・ラボ) は音楽制作、デジタルライフ、イノベーションをテーマとするサイトです。

1997年、伝説の PDA、Apple Newton にフォーカスした Newton@-AtMark- を開設、Newton や Steve Jobs が復帰した激動期の Apple Computer のニュースを伝えるサイトとして 200万アクセスを達成。2001年からサイトをブログ化、2019年よりサイト名を WAVEFORM LAB に改称、気になるネタ&ちょっとつっこんだ解説をモットーにサイトを提供しています。

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