BEHRINGER Crave 使い方解説(1):アナログセミモジュラーシンセの入門機、Crave を一緒に学んでいこうと思っている

RECORDING

BEHRINGER Crave

BEHRINGER Crave について書かなければ。BEHRINGER Crave は WAVEFORM LAB でも力を入れて紹介している。本格的なセミモジュラーアナログシンセサイザーがとんでもなく低価格で手に入る逸品、アナログシンセサイザーの入門機だ。

BEHRINGER Crave はベリンガーシンセのイイとこどりをした入門機

Behringer Crave

BEHRINGER Crave は Prophet 5、Memorymoog、SH-101 をはじめとする歴代のアナログシンセサイザーが搭載していた CEM3340 チップを VCO に搭載し、Moog のラダーフィルターを組み合わせた本格的なアナログシンセサイザーにアルペジエータ、強力なステップシーケンサー、そしてセミモジュラーならではのパッチ端子を備えている。

有名なアナログシンセサイザーを次々にリイシューしているベリンガーだが、BEHRINGER Crave はベリンガーオリジナルのシンセサイザーだ。3340 を搭載した BEHRINGER Neutron と Moog ラダーフィルターを搭載している BEHRINGER Model D を合体させ、さらに BEHRINGER MS-101 で開発したハイスペックシーケンサー・アルペジエーターを搭載した、ベリンガーのいいところ取り したシンセサイザーでもある。

そして圧倒的に安い。アナログセミモジュラーシンセが 2万円で手に入ってしまう。これは業界では事件レベルと思う。

個人的にも Crave は既に入手していて、いろいろ触っているのだが、日本語のマニュアルではクイックスタートガイドがあるだけで、シーケンサー部やセミモジュラー部の情報が少ない。そこらへんを補おうかな、と思っているのだが、いかんせんモジュラーシンセは MS-20 mini 相当を持っているのだが、パッチはほとんどしなかったので不勉強。

入門機といいながらパッチングによって、シングル VCO 以上のことができるはずで、無限の可能性(価格からは)があると思っている。なので、散発的にチュートリアルをお届けできればと考えている。

BEHRINGER Crave のパッチは Patch Library で

アナログシンセサイザーのパッチングの基本が分かってないので、コツコツと学んでいかなければならないな、と。アナログシンセサイザーの配線では「サウンドを送る配線」と、「変化量をボルテージとして送る配線」があることをベースにしていくと良い感じ。

とはいえ見本が欲しい。YouTube にいくつかあがっているが、BEHRINGER Crave のパッチは、Patch Library が Crave コーナーをオープンしているので、これを参考にするのが良さげ。

次回はまず BEHRINGER Crave のシーケンサー解説。そのあとでパッチの話をしていこうと思う。この Crave 解説は連載にする予定。Feedly でフォローしてもらえればありがたいです。

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ベリンガー アナログセミモジュラーシンセサイザー CRAVE
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Prophet5でも採用されているVCOを備えた非常にファットな音をクリエイトするアナログシンセサイザー

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