モジュラーシンセ・ペダルメーカーの WMD は、今週のニュースレターで、同社製品の年内生産終了を発表した(Important factory news and new products announcement!)。
世界的な部品不足により製品供給のリードタイムが数ヶ月から数年に延び、キャッシュフローを直撃しているようだ。ニュースレターでは、「2022年末までに生産設備を閉鎖するしかないという結論に達した」としており、製造を一時休止することは免れない状況。
WMD は新製品を製造・販売しており、新製品については部品を確保しており、限定数ながら供給に問題はないよう。キャッシュフロー対策のために、売り切りのセールを実施している。
As for WMD, I don’t want to call this “goodbye”. Hopefully, it’s a “see ya later”. We’ll just have to see what the world has to offer down the road.
WMDについて、これを「さようなら」とは言いたくありません。 願わくば、「またね」と言いたい。この先、世界がどうなっていくのか、見守るしかない。
世界的な半導体不足やウクライナ戦争によるインフレにより、事業環境が悪化している。そんな中の発表だが、今回発表されているのは計画的な事業縮小であり、倒産・破産による事業途絶ではないので、事業環境が改善すればまた事業を再開できるのかもしれない。
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