MASCHINE 2.7 が 12月に登場する。Native Instruments Blog によると、ユーザからリクエストが多かったオーディオループのリアルタイム・タイムストレッチ機能を搭載した MASCHINE 2.7 が12月に提供されるようだ、。
12月に登場する MASCHINE 2.7 ではオーディオループをトラックでそのまま使える Audio Plugin が登場。タイムストレッチやピッチのコントロールが簡単になるとか。 ? The future of audio in MASCHINE https://t.co/uxIFIi4Zjw #MASCHINE via @waveformlab
— 波形研究所 気になるニュース? (@waveformlab) 2017年11月27日
これまでオーディオのタイムストレッチを行うには、読み込んだオーディオを Sample Editor でタイムストレッチやピッチシフトをしなければならなかった。
MASCHINE 2.7 では MASCHINE らしくシンプルでワークフローを中断させることなく、オーディオループが扱えるようになる。
The addition of real-time time stretching, coming in MASCHINE 2.7, illustrates this aim perfectly. “There’s nothing new our customers have to learn here,” says Chad. “Pre-cut loops will simply play in time with the project, no matter their speed, and they’ll adjust automatically to the project’s tempo changes. The Audio plug-in does the hard work for you. After that, the Pattern behaves as it always has, whether it contains MIDI, audio loops, or a combination of both.”
MASCHINE 2.7 で提供されるリアルタイムストレッチ機能はこの(MASCHINEらしいワークフローで実現するという)狙いを完璧に実現している。ユーザが新しく学ぶ必要は何もなく、プレカットされたループはループのスピードに左右されることなく、プロジェクトで再生でき、自動的にプロジェクトのテンポに調整されます。Audio プラグインがあなたに代わって難しいことはやってくれます。よって、パターンは MIDI だろうが、オーディオループだろうが、またそれらの組合せであっても、同じように動作することになります。
また、新しい MASCHINE 2.7 はオーディオループやループの一部分をメロディのようにプレイできる Gate Mode を装備している。音源からループをレコーディングして、ピッチを替えたサンプルをパッドにアサインしたり、というのはよくあるケースだが、これをリアルタイムに演奏することができる(これまではループの一部の音程を変えるにはスライスするなり、分割してパッドにアサインするのが普通だった)。
KORG Gadget の Dynamic Loop Slicer “Abu Dhabi” のようなことが簡単に出来そう。ついでに REX プレーヤーをビルトインして欲しいんだけどな。
これらの機能開発は非常にリーン(プロトを市場に提供しながらユーザニーズに忠実な製品開発を無駄なく行う手法)に行っているとのこと。MASCHINE 2.7 は MASCHINE 2 ユーザには無料でアップデートされる予定。ブログのムービーはいまひとつよく分からないけど(笑)、MASCHINE 2.7 楽しみです。
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