Apple Soundtrack

Apple が Soundtrack というソフトウェアの単体発売を発表しました。Apple としては映像クリエーションにおけるサウンドトラック作成支援を行うソフトウェアとの位置づけだったようですが、Live や ACID といったループベースの音楽作成ソフトみたいです。価格は $299 。

5GB ／4,000を越えるロイヤリティフリーのオーディオループが付属。楽器／ジャンル／ムードでオーディオループを検索できる機能、Apple と Emagic が作成した30種類以上のエフェクトが付属するとのこと。

ループは Apple Loops Format という新しいフォーマットで収録されているらしく、このフォーマットは AIFF に加え Soundtrack の検索キーがタグ付けされてるんだと思います。他社の AIFF フォーマットのライブラリを Apple Loops Format に変換することもできるみたいです。

エフェクトは当然ながら Audio Units（ロゴが変わった）。AU プラグインを追加できます。オーディオループのレコーディングやオートメーションも可能。Final Cut Pro のマーカーを読み込めたり、映像ファイルをスコア用に読み込めたりします。24Bit 96kHz での書き出しが可能。書き出しフォーマットは AIFF 。DVD オーサリングを狙ってますね。トラックは 126トラックまで。Mac OS X でのみ動作し、動作環境は Macintosh Computer with a single 500MHz or dual 450MHz or faster PowerPC G4 processor と高め。

一通りの機能は網羅されているらしく、なかなかよくできてるかも。「Apple ブランドの音楽ソフトが出た」という事実はもポイント。これ、欲しいなー。ACID、Live を持っていない人にはお薦め。これ、音楽業界でもカナリ話題になると思いますが。

Live がライブ演奏用に最適化されているのに対し、 Soundtrack はオーサリング用という感じ。Apple もモロにミュージシャンは狙ってないような。でも、ミュージシャンは「使えるツール」だったら、なんでも使っちゃうからね。シンプルで安定して安かったら、それもアリでしょう。アップルロゴ付いてるし（笑）。