Live 4 発売

RECORDING

Ableton Live 4Ableton Live 4 が完成したみたいですね。オーディオループシーケンサーという分野は Acid が開拓したものですが、 Live が革命的だったのは「リアルタイム」にこだわったことだと思います。実際のライブパフォーマンスの時にさえ、エディットして新たなグルーブがリアルタイムに演奏できることがショッキングでした。

そんな Live もとうとう MIDI シーケンサー、簡易サンプラー、ドラムキットサンプラーなどを搭載し、 Real-Time Music Production と銘打って再登場です。2001年に Version 1 が登場しましたから、毎年バージョンをアップしていることになります。毎年に結構な値段のアップグレードがかかるわけですから、ちょっと辛いです。

Live はリアルタイムにこだわっているだけあって、操作性は抜群です。基本的にはループシーケンサーですので、「素材」が必要ですし、自分が思う音楽を作り込むというより、ミックスするという感覚が近いシーケンサーです。ただ、グルーブにあわせたオーディオピッチの変更ができたり、ピッチも相当な範囲で上げ下げできるので、かなり面白いことができると思います。

Live の商品紹介のページにも書いてありますが、ポータブルコンピューターには抜群の相性。僕も Live で最初に作った曲は喫茶店のプロントで作りました。喫茶店での音楽制作、いや、そんな分野はないか、例えばソファーにくつろいで作曲するなら Propellerheads Reason よりもお薦めできます。

今回の Version 4 にアップデートするかは微妙なところ。なんせ、19,110円もする(これが毎年だ、結構高くつく)。 MIDI を含めたプロダクションでちゃんとしたものを作るならば Digital Performer 4 がある。オーディオだけなら、 Live 3 もあるし、Propellerheads Reason もあるし、近くガンバレも手に入るし。常に「ネタ」から出発する Live はどうも曲に仕上がりにくい。まぁ、「さぁ、 Live を使おう!」という機会までアップグレードはやめておいて、結局は来年の Live 5 まで待っちゃうかも。

RECORDING
この記事をシェアしてくれると、とても嬉しい😆
Follow Me !
波形研究所 所長

WAVEFORM LAB(ウェーブフォーム・ラボ) は音楽制作、デジタルライフ、イノベーションをテーマとするサイトです。

1997年、伝説の PDA、Apple Newton にフォーカスした Newton@-AtMark- を開設、Newton や Steve Jobs が復帰した激動期の Apple Computer のニュースを伝えるサイトとして 200万アクセスを達成。2001年からサイトをブログ化、2019年よりサイト名を WAVEFORM LAB に改称、気になるネタ&ちょっとつっこんだ解説をモットーにサイトを提供しています。

Follow Me !
WAVEFORM LAB

コメント

  1. masa より:

    私は4のアップグレードをしちゃいました。
    ガレバンも使ったのですが、いかんせん自分のPBG4では荷が重くてレスポンスが悪くて(笑)
    Reasonはよさそうですよね。Adaptedからの優待アップグレードをするかどうかで迷ってます。
    さてさて、Liveの新しいコミュニティーサイトを作ってみました。
    ぜひ覗きにきてみてください。
    http://live.mond.jp/

タイトルとURLをコピーしました