今年の1月13日に白血病で亡くなったマイケルブレッカー。とにかく参加アルバムが多かった彼だが、ここ数年は闘病生活で新作を発表していなかった。聴けば分かる音だけに、ラジオなどで耳にする機会が減ると寂しかったもの。だけど、亡くなる前にアルバムをレコーディングしていた。それも亡くなる2週間前に。
遺作となった「Pilgrimage」。ミュージシャンは Michael Brecker、Pat Metheny、Herbie Hancock、Brad Mehldau、John Patitucci、Jack DeJohnette と実に強力なメンバー。で、そのサウンドだが、非常に強力。闘病生活を2年続けて、死ぬ2週間前の演奏とは思えない(!!)。新時代の幕開けか、と思わせるその力溢れるサウンド。曲の紹介やコメントは先入観なしで聴いてもらいたいので、いつもの通り書きません。が1曲目のスリリングなスタートからラストソングまで実に充実しています。休日、アルバムを聴きながら「最後にこんな演奏を残す機会が持てるなんて、やっぱり神様っているんだな」と涙しました。
実際、レコーディング中もどんどん体調が悪くなっていったようですが、まぁ、その、うん。ご冥福をお祈りしつつ、こんな最後に素敵なプレゼントをありがとう、と素直に喜びたい。ファンなら、ジャズ・ホーン/マイケル・ブレッカー特集号 もチェック。彼の参加アルバムの全貌が掲載されています。なんか、また泣けてきた。
ジャズファン、フュージョンファンなら絶対に聴け!
そして、マイケルブレッカーを偲んで欲しい。
コメント
え、、マイケルブレッカーって亡くなってたんですね、、ショック。。
年を取るっていうのはたくさんの人を見送ることでもあるんですね。