iPhone 3G 確認・検討事項

iPhone 3G の料金プランが発表された し、発売日まで２週間強と迫ってきた。典型的なＢ型なので「考えるより買っちゃうかな」というノリなのだが、それらしく検討してみる。文章、長いです。

• iPhone 3G は「Wi-Fi モデム化」できるのか
  噂では、 iPhone 3G は Wi-Fi モデムの機能がないらしい。これが本当だとデータ通信は iPhone 3G に限られてしまう。実際、メールや Web のブラウズにかけては「最強」な iPhone だが、返信メールの作成は結構手間がかかる（ iPhone OS 2.0 で入力系はかなり改善されるらしいが）。しかも、 PC のデータ通信手段は別途用意しなければならない。データ通信定額パックは携帯電話の世界では安い価格設定らしいが、 PC 用と iPhone 用にデータ通信手段を２つ運用するのはパフォーマンスが悪い。解決法としては２つ。

  （１） WMWifiRouter のようなアプリの登場に期待する
  開発上、どこかのディベロッパーが作るかもしれない。しかし、アプリの販売／配布は App Store 経由になる。要は Apple がこのようなアプリケーションを許容するかどうか、だ。データ通信パートはキャリアビジネスだ。 Apple がキャリアのビジネスへの影響を重視するなら、この類いのアプリケーションは御法度になるかもしれない。

  しかし、Apple は「Apple は iPhone 3G のアプリケーションを検閲するのか」という批判があるのも理解している。 WWDC でもディベロッパーに対し、「API 、ビジネス、双方の自由度」を強調していたのもこの理由からだ。 Apple がキャリアに対し、「そこまで検閲権」はない、主張するかもしれない。

  （２）iPhone のアップグレードで、将来、その機能がが iPhone に登場する
  もし、 Apple が「真にユーザセントリック」な会社だったら、 iPhone にその機能を標準搭載するかもしれない。 iPhone は一般の携帯電話と大きく異なるのが「進化する携帯電話」という側面だ。 iPhone 3G + MacBook Air という構図も「絵」になる。

• （３倍速い）シャア専用が出るのではないか
  シャア専用は出ないだろうが、 PRODUCT RED が出る可能性はある。「赤い携帯電話？シャアか！」ということだ。以前のモデルに比べ、バックがプラスティック製になったことから、更なるカラーバリエーションがでる可能性は高まった。特に「赤」はフルカラーバリエーションがでる前に、スペシャル感を醸し出しながら登場する可能性がある。

  Apple は PRODUCT RED に積極的に取り組んでいる。 Apple が「赤いモデル」を発売するのは「年末商戦向け」だ。現行の P.R は iPod nano が 2007年9月6日、2006年10月13日だ。クリスマスが気になるシーズンが怪しい。

  ちなみに iPhone 3G 発表直前に「PRODUCT RED のカバーが準備されている」との話題がインターネットを駆け巡ったが、あれは偽物であったことをメモっておく。

• iPhone 3G のバッテリー性能
  iPod touch を使っていて気になるのが、バッテリーの減り具合がかなり早いということ。 Wi-Fi で使っていることも原因のひとつだが、 iPhone は電話だの、カメラだの、 GPS だのと、 iPod touch 以上に役割が集約される。大丈夫だろうか。

  iPhone 3G はデータ通信は携帯ネットワーク（ UMTS/HSDPA 、GSM/EDGE ）に集約される。手持ちの EMONSTER でも無線 LAN を構成すると、バッテリーが凄い勢いで減っていくので、 iPhone 3G のみでは現在の iPod touch のようなことはないのかもしれない。

  iPhone 3G 仕様 によると、連続通話時間は 3G: 最大5時間、2G: 最大10時間。連続待受時間が最大300時間、インターネット利用時が 3G: 最大5時間、Wi-Fi: 最大6時間、ビデオ再生が最大7時間、オーディオ再生が最大24時間となっている。

  ん？ ネットは Wi-Fi- より 3G の方が短くなってるぞ？ SANYO eneloop mobile booster（Amzaon）は必須かな。

いずれにせよ現時点ではなんともいえないけど、論点を整理するとこんな感じだろう。論点というより妄想か（笑）。