旧型の iMac を SDD でみごと再生
自宅のリビング用の iMac は Early 2008モデル、iMac 20インチ / Intel Core 2 Duo 2.66GHz という構成。7年前のモデルで東日本大震災を生き抜き(ドライブを修理に出した)、なんと今でも現役。しかしながらハードディスクを常にカリカリやっており、起動に3分半、120GBという巨大なライブラリを抱える iPhoto の起動も1分近くかかる。まぁ、何をするにも止まってしまうような感じ。
さすがに寿命だろうと思うがパソコンばかり増えても困るし、次に買うのは MacBook なので、順番が変わってしまうのも困る。スペック的には常用の MacBook Pro と大差ないマシンなので、MacBook Pro 同様に SSD に換装して延命することにした。そもそも、SSD 換装の絶大な効果は MacBook Pro や音楽制作用の iMac で知っていたので、さっさと換装すれば済む話なのだが、今まで実施してなかったのは単純にバラすのが大変そうだから。しかし触ってみると論外な感じになっていたので、諦めて対策をとることに。
移行が簡単なのは FireWire 対応の外付けSDDドライブ
OS X は Yosemite をクリーンインストールする。 BootCamp の Windows 領域は使わないので消去、精査した結果、SSD は320GB以上あれば良い。データは現行のハードディスクから移行アシスタントを使うことを考えると、SSD を一回外付けケースに入れてデータを移行する必要がありそう。あー、面倒。
PowerMacintosh G3 Yosemite をガリガリに改造していた気迫はどこに消えた!なんて思いながら検討を進めた結果、「外付け SSD ドライブ」という方針が良さそう。うん、外付けだと楽でいいや(笑)。内蔵はやめよう。
問題は iMac Early 2008 モデルの USB は2.0。起動ディスクにするには遅すぎる。「そういえば FireWire 800ポートがあったよな」と思い出し、FireWire 800 ポートが付いたハードディスクケースを探す。いろいろ検索してみると、
- FireWire / USB2.0 / USB3.0 というトリプルインタフェースのケースはあるが、Mac のブートボリュームとして使えるのは USB モードだけ、という製品が多い。
- ハードディスクケースに SSD を入れた場合、パフォーマンスが出ない製品がある。
- 2008 Late モデルからのみブートをサポートしている機種があり選定上、微妙。
ということでケースはやめて、アミュレットの RebDrive FireWire 800 SSD 512GB をチョイスした。今時、FireWire 接続の SSD を探すなんてイカれてますが、仕方がありません。iMac 引退後は USB3.0 接続の外付けディスクとして活躍できそうなので安心ではあります。
移行手順はシンプル
移行手順は簡単。
- RebDrive FireWire 800 SSD 512GB を FireWire 800 で接続
- リカバリーモード(コマンド⌘+R)で起動
- SSD に Yosemite をインストール
- データ移行アシスタントで内臓ハードディスクを選択
- おしまい
RebDrive FireWire 800 SSD 512GB は OS X ボリュームでフォーマットされているから、繋げてインストールしてコピーして終わり。起動してみると速い、速い。キビキビ動くようになった。
- 起動:3分 → 58秒。FireWire を探すのに時間がかかっている感じ
- iPhoto:1分 → 7秒、爆速。3バウンドで起動、画面操作が可能になるまで7秒。
- Safari:12バウンド → 2バウンド
- アカウントスイッチ:48秒 → 15秒
うん、十分じゃないでしょうか。
—————
コメント