先日のエントリーの続き。前回は KORG Gadget for iPad でノート位置を指で操作すると微妙な調整が難しくてストレスがたまる、あ、Apple Pencil があるじゃん!というところまでであった。
その週末に Amazon プライムデーがあったので、Microsoft Office 365 Solo のライセンスと同時に Apple Pencil を買ってみた。iPad Air 3 を使っているので、購入したのは Apple Pencil(第一世代)。店頭でもほとんど触っていなかったので Apple Pencil 初体験である。
Apple Pencil が来た。長い。
ご存知 Apple Pencil(第一世代)は、白くて、つるりとしていて、丸い。そして長い。
IT化が進んだ現代の大人は意外にもペンを使わなくなっている。仕事柄もあるが、ペンを使うのは LAMY AlStar か週末のピアノ楽譜書き込み用の短い鉛筆。そんなんで Apple Pencil を使うと「長!」と感じる。そして丸くて持ちにくい。
「どうなんでしょう、あれですか、スケッチする人は、鉛筆長めなんですか」とか思う。実際、175.7 mmの Apple Pencil はペン置きにあるどのペンよりも長い。第二世代は 166 mm と 6% ほど短くなっているので Apple も「ははは、長すぎたね」と自覚があるんだろうか。
でも、鉛筆の長さには決まりがあるらしい。
長さについては172mm以上がJIS規格、トンボ鉛筆では176±0.8mmと2番切り・174±0.8mmを基準にしています。
これに近い長さを最初に決めた人は、ドイツ人のルター・ファーバーとされています。1840年頃に「7インチ(17.78センチ)」にしようと提案しています。この長さは、大人の手のひらのつけねから、中指の先までの長さからとったといわれています。太さはJIS規格では最大径8mm以下、トンボ鉛筆の基準では7.7±0.2mmです。- トンボ鉛筆 鉛筆の長さと太さの決まり
なんだ。そんなに長くないのか。すいません。
Apple Pencil、こいつは使える!!!
さぁ、KORG Gadget で Apple Pencil を使ってみよう。ドラムキットガジェット Recife のノートを編集してみる。ノートを Apple Pencil でちょいと触ると….
KORG Gadget + Apple Pencil 。見よ!この絶妙な調整ぶりを!はっきりいって、このツーマンセルは最強です。 #KORG #KORGGadget #iPad #モバイルDTM #ApplePencil #アポーペン pic.twitter.com/5GvLaz93qZ
— 波形研究所 気になるニュース😃 (@waveformlab) 2019年7月27日
とてもイイ。ノートの位置指定、ノートの長さ(デュレーション)、微妙な操作が高い精度で簡単に行える。指だとノート自体が指で隠れてしまったり、うまくポインティングできなかったりしたのが、 Apple Pencil だとなんら問題なく、スイスイと編集が進む。
「これは凄い。マジ凄い。」
シンセサイザーガジェットのノブ変更もばっちりポインティングできる。というか、KORG Gadget の操作のほとんどが Apple Pencil でイケる。指を使うのは表示する小節を選択する時、和音ノートを入力する時くらいか。iPad 操作上のストレスが減り、曲作りに集中できる。
「うーん、アポーペンはここまで使えるヤツだったのか」
Mac版の KORG Gadget を含めて考えても、ポインティングデバイスは
Apple Magic Mouse → Apple Pencil → Apple Magic Trackpad
という感じです。
Apple Pencil をどう携帯するか
Apple Pencil を使っていて困るのが Apple Pencil をどう持ち運ぶか、iPad に携帯させるか。便利なのでいつでも使いたい。 Apple Pencil は発売から 4年近く経っているのでアクセサリーが結構ある。いろいろ物色したが、系統としては下記の通り。
- 筆入れ型(ペンケース)
- iPad 本体かケース・カバーに装着する小型ケース
- Apple Pencil 格納スペースのある iPadケース
いちばんエレガントながのが、Apple Pencil も収納可能な iPad ケース がいいんだろうね。問題は現時点で「これだ!」というケースがない。取り急ぎ、iPadカバーにアタッチできるペンケースを買ってみた。自分が買ったのはこれ。
カバーの端に付ければカバーを後ろ側にひっくりかえしてもさほど気にならない。とりあえずこれで運用している。いいケースが出たら購入しようと思っている。
結論:KORG Gadget + Apple Pencil = iPad DTM 環境 最強のデュオだった!
考えてみれば DTM は DeskTop Music の略語。モバイルで外に持ち出す時点でデスクトップではないし(ラップトップ?)、iPad や iPhone での音楽制作は何て呼べばいいんだろう。ま、ここではモバイル DTM という微妙な言葉を使っているが、Apple Pencil は非常に有効だった、というのが結論です。
今回は Apple Pencil を使った他の話題(ノートやアプリ)は言及してませんが、まぁ、こいつは便利。うん、思ったより便利。そして、KORG Gadget など iPad の DTM 環境、DAW でのノート編集には Apple Pencil の導入は効果的だ。対応 iPad をお持ちの人には強くおススメしておく。
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