とんでもないのが出てきてしまった。これまでも TB-303 クローンは多く登場している。インパネもサイズも見事に再現しているものから、実機にエフェクトを追加しているもの、そして こんなの まである。本家の Roland からも TB-3 Touch Bassline もリリースされているが、TB-303 Bass Line の本家による正真正銘のリンカーネーション、TB-03 が Roland Boutique で登場です。
TB-303 の回路を完全再現した新世代ハードウェア
TB-303 といえばやはりあのレゾナンスやカットオフのノブを回しまくって楽しむのが醍醐味。ベースフレーズのステップシーケンサーというより、もはや楽器。303 は Rhodes や Hamond のような「楽器ジャンル」として定着している。
TB-03 は「オリジナル製品の設計図からアナログ・パーツの特性を一つ一つ丁寧に解析して再現」する Roland ACB (Analog Circuit Behavior) テクノロジーにより再現されている。オリジナルの TB-303 のサウンド・ハードウェア構成に、オーバードライブ・ディレイが新しく追加されている(右上)。CV/GATE アウトも搭載した。
バックのインパネには、コンピュータに接続する USB ポート(24bit/96kHz オーディオインターフェイスにもなる)、PHONES、OUTPUT、MIX IN、そして MIDI(IN/OUT)端子と21世紀のモダンな構成ながらミニスピーカーと単3電池駆動というモバイルな仕様。
24bit/96kHz でオーディオを送れるだけでなく、コントロール情報を送れるので、実際のパフォーマンス用途だけでなく、DAW の完全な TB-303音源として使うことができる。
TR-909 / VP-330 の再現機も登場
Roland の大量新商品発表イベント では、Roland Boutique シリーズとして、TR-909 を再現した TR-09、VP-330 を再現した VP-03 も同時に登場している。
Roland Boutique シリーズは安くはないまぁまぁの価格(音源が本体でキーボードが別売りだったり)なのだが、店舗では 48,600円で予約がはじまっている。ビデオを見ていると、やはりノブをイジイジしたいですね。欲しいです。
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