本家ローランドから TB-03 が発表されたが、そのビデオをみて久しぶりに TB-303 をウニウニやってみたくなった。「やっぱり TB-303 はノブを回してこそ、だよな」とか思うわけです。本物持ってないのに。ちょうど、MASCHINE で作っているリズムトラックがあるので、それにかぶせてウニウニしたい。「あ、そういえば ReBirth for iPad があったなぁ」と思い出した。
TB-303 / TR-808 / TR-909 を組み合わせた伝説のアプリケーション ReBirth
Propellerhead Software のデビュー作でありながら、 Roland TB-303 / TR-808 / TR-909 を組合せた伝説のアプリケーション、ReBirth RB-338。ReBirth RB-338 は Mac/PC 向けのアプリケーションとして人気を博し、iPhone に移植されたが、2010年11月にマルチタッチに対応した ReBirth for iPad がリリースされている。時代の流れとともに、ReBirth は役目を終え、Reason の一部となり、 MacOS 9 に対応したバージョンは無料で提供されている。
が、この iPad に対応したバージョンは実は Mac バージョンより圧倒的に優れているところがある。それは「マルチタッチ」だ。 Mac/PC 版はピンポイントしか指し示すことができないマウスで操作するため、TB-303 ユニットの CUTOFF と RESO を同時に操作できない(オートメーションせよ、ということになる)。 iPad ならマルチタッチで、複数のノブをまわすことができるのだ。
また、iPad を囲むように両側から二人で分担操作するための DUO モードというものもある。選択したエリアで画面が上下にスプリットする。iPad Pro を持っている人はチャレンジして欲しい機能だ。
ちなみに、冗談のように登場した iPhone 版はマルチタッチに対応していない(まぁ、 iPhone 4 の画面で TB-303 × 2台、TR-808、TR-909 を全表示したミニチュア ReBirth のノブを操作できる人などいるはずがない)。
さてこの後、ReBirth for iPad を MASCHINE のシーケンスにシンクさせてウニウニが成功!と書こうと思ったのだが、結論から。ReBirth for iPad の MIDI Sync はズレる(笑)。ReBirth のシーケンスパターンを組んだ上で DAW と studiomux 経由で接続、ReBirth を MIDI Slave( ReBirth はスレーブモードしかない)で Sync するのですが、シーケンススタートは問題ないものの、だんだんズレてくる。
ReBirth の処理速度の問題かもしれないけど(初代の iPad mini で動かしているので)。これはやはり、TB-03 をゲットするしかないのかなぁ、と実験終了です。ReBirth for iPad は単体で外出先に遊ぶとします。まぁ、TR-808/909 とは全部揃ってますからね。
コメント
ReBirth の提供が終了しました。ローランド社より知財侵害の申し立てがあり、両社の関係を鑑み提供を中心する決定をした、とのこと。
ReBirth for iPad has been discontinued
https://www.propellerheads.se/support/news/rebirth-for-ipad-will-be-removed-from-app-store-june-15-2017/