Arturia OB-Xa V – オーバーハイムのファットで太いサウンドをそのまま再現、ソフトウェアならではの新機能も

RECORDING

Arturia OB-Xa V

Arturia が Oberheim の名機 OB-Xa をソフトウェアで再現した Arturia OB-Xa V を発表した。

Arturia OB-Xa V

OB-Xa V はシンセサイザーの名機をソフトウェア化した V シリーズの新作(単体)。Oberheim OB-Xa を再現している。トム・オーバーハイムが設立したオーバーハイム(Oberheim Electronics)の名機 OB-Xa は 80年代にファットで温かみのあるブラスやストリングスで人気を博したアナログシンセサイザー。ヴァン・ヘイレンの JUMP をはじめ、まぁ、あの時代のミュージシャンがこぞって使ったシンセサイザー。最大 8音ポリ。ビンテージのアナログシンセサイザーですが、まぁ、結構大きいのであまり流通されているのを見たことがない。学生の頃、大きめのシンセサイザーを扱うお店にはよく置いてた。まぁ、「アメリカ!」というサウンドだった。

OB-Xa V は Oberheim OB-Xa クローンだが、新しい機能も搭載されている。Arturia のソフトウェアシンセサイザーには TAE(True Analog Emulation) というアナログエミュレーション・テクノロジーが使われている。アナログオシレータやフィルターの機能やノイズ特性を電子的に再現したもの。実機を忠実に再現したモデリング型のソフトウェアというジャンルに入る。

  • オシレーター、フィルター、LFOパラメーターの左右オフセットが可能なステレオスプレッド
  • モジュラーマトリクス
  • アルペジエーター
  • 簡単にモジュレーションできる柔軟な LFO
  • オリジナルの倍となる 16音ポリ
  • ボイス・ディチューンの改善
  • オンボードエフェクト:ディレイ、コーラス、リバーブ、フェイザー、フランジャー、コンプレッサー、オーバードライブ、マルチモードフィルター、ビットクラッシャー
  • コンティニュアス・クロスモジュレーション
  • 豊かな音源を実現するフィルターセクション、オシレーター(1、2、ノイズ)ミックスモード
  • 4つのファンクションジェネレータ
  • 視覚的に優れた洗練されたデザイン
  • ビジュアルブラウザーによるシームレスなプリセット選択
  • 400を越えるプリセット
  • 独立したボス・パン
  • Mod Matrix、4つのファンクションジェネレーター、それぞれ9つのエフェクトを持つ3つのバスを搭載した拡張パネル

Arturia OB-Xa V

Oberheim のシンセといえば、DiscoDSP OB-Xd を使ってたけど、この Arturia 版はマスト。V Collection 7 込みで買うか。Arturia 製品のユーザはログインしてからページを確認しましょう。ディスカウントがありますので。


とりあえず買いました。プリセットを紹介します。
Arturia OB-Xa V
まず、Arturia OB-Xa V を起動すると、この JUMP というプリセットが選択されます(先頭だから)。こいつの再現度が残念な出来。80年代にヘビーローテした世代の受けが悪いでしょう。もっとまじめに作れよ。

プリセットは実数 417と膨大ですが、このブラウザのおかげでスイスイチョイスできる。プリセットのサウンドはソリッドな感じ。エフェクトやフィルターを装備しているけど、生音で勝負という感じ。音の個性があるのでエフェクトとも相性良さそう。Oberheim OB-Xa の色んな顔が分かります。楽器屋ではそんなにプリセットいじれなかったからなぁ。

Arturia-OB-XaV-02

とにかく膨大です。これから試してみます。

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