KORG Gadget のオーディオ書き出し仕様について(メモ)。KORG Gadget でトラック別にオーディオ書き出し、それを DAW に持って行った場合、各トラックのボリュームを再度、設定しないとダメだった。書き出されたオーディオはミキサーオートメーションが反映されていないのだ。トラック数が少なかったり単純にボリューム設定だけならいいのだが、トラック数が多かったり、ボリュームオートメーションを書き直すとなると大変なので、仕様というか挙動傾向を調べた。
結論:各トラック個別書き出し時はミキサー要素は無視される
テストとしては下記を実施し書き出したオーディオを比較した。
- 何もしていない初期値のトラック
- ミキサーでボリュームを設定することで音量を指定したトラック
- MASTER LEVEL のオートメーションを書き込んで音量を指定したトラック
- PAN をオートメーションで書き込んだトラック
- FX をかけたトラック
結論から。KORG Gadget は個別のトラックをオーディオ書き出しした場合、ミキサー要素(ボリューム、PAN)は反映しない。ミキサー要素のオートメーションは無視される。FX などのエフェクトは(当然)反映する。
対策:個別にマスタートラックで書き出す
なんか不便だが、不具合というより仕様のようだ。マニュアルには記載がないのでよく分からないけど。DAW で再編集することを考えれば劣化を防ぐためにミキサー要素を反映しないで書き出すというのもアリとは思う。
とはいえ困った。対策としては、1トラックずつ、SOLO 指定して(もしくは他トラックをミュートして)MASTER トラックとして書き出せば、ミキサー要素のオートメーションも反映した書き出しが可能 だ。当然他のトラックはミュートしているので SideChain は効かない。
うーん、かなり面倒だなぁ。オーディオ書き出しの設定で指定できるようにして欲しいな。
コメント