BEHRINGER が新しいアナログ・セミモジュラーシンセ、BEHRINGER K-2 の商品紹介ページを公開している。
K-2 : KORG MS-20 のクローン
BEHRINGER K-2 は KORG MS-20 のクローンだ。FILTER の選択や USB / MIDI I/O などの機能追加、Eurorack サイズのボディ(鍵盤はない)などのベリンガーならではの味付けはあるが、インパネの配置やデザインは MS-20 そのもの。
音源構成も同様。2VCO / 2VCF / 2VCA / 2EG / 1LFO をベースとしたアナログシンセサイザーだ。
MS-20 はコルグにとって当時の会社の存続をかけたプロジェクトであり、ハード・ソフトともにリメイクプロダクトを現在も開発している象徴的な製品だ。商品的な位置づけそてい、キーボードレスのリメイク、MS-20M なんて商品もあったくらい。
特に、MS-20 mini は現行製品でもあり、「まっこうからクローンを開発・販売して大丈夫なんか」と思う。ちなみにコルグとは ARP Odyssey リメイクでも揉めると思う。
KORG MS-20 の開発者もジョイン
それだけでなく、コルグで MS-20 や Σ(シグマ)、そして MS-20 mini を開発した西島裕昭氏がベリンガーの東京イノベーションセンターにジョインし、新しいシンセサイザーの開発にあたる、というニュースも流れている。
Designer of Korg’s MS-20 to lead @Behringer's new synth innovation centre in Japan https://t.co/rbWsTucDPn
— MusicRadar (@MusicRadar) 2019年9月2日
ベリンガーの実力から、BEHRINGER Neutron や Crave などのオリジナルシンセサイザーに注力してもいいのでは?と思っている。西島さんをリーダーに新しいシンセサイザーが生まれるとすれば楽しみだ。
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