iPadOS 13.4 ではキーボードやポインタ系の機能強化が行われるのは各所で話題になっている通り。iPad Pro だけでなく、iPad や iPad Air、iPad mini など、iPadOS 13 が動作する対象機器でこのアップデートの恩恵が受けられる(はず)。
iPadOS 13.4 では噂のトラックパッド対応はポインタサポートを強化、加えて外部キーボードのショートカットやキーアサインが強化される。
トラックパッドは新しい Magic Keyboard for iPad Pro に加え、Magic Mouse 2、Magic Trackpad 2 やサードパーティのトラックパッドやマウスに対応している。
トラックパッド・マウスなどポインタ系の強化
対応するトラックパッド、マウスをペアリングすると、アクセシビリティ に ポインタコントロール という項目が出現する。ここで調整できるのは下記の通り。
- コントラストを上げる
- 自動的にポインタを非表示する時間
- ポインタの外枠のカラー
- ポインタのサイズ
- ポインタアニメーション(マウスオーバーした時のアニメーション)
- スクロールの速さ
加えて、AssistiveTouch 設定 では、追加ボタンのカスタマイズ(Magic Mouse では2つのキーをアサインできるよね)。手元の Magic Mouse では「なぞってスクロールする」はアサインできないのでちょっと残念(スクロールはクリックしてマウスを上下させる)。Magic Trackpad では二本指によるスクロールも動作した。
ちなみにカーソルが指した場所はバックグランドカラーが付いたり、アイコンだったら少し大きくなったり揺れたりする。
テキストの編集はトラックパッド・マウス対応により劇的に改善された。ポインタをテキストに持ってくると、ポインタが「|」表示になり、普通の macOS のようにテキストの一部をクリック&ドラッグで簡単に選択できる。マウスだと副キーでカット・コピー・ペーストなどのコントローラーを表示できる。これまでテキストの選択には苦労していたので、この機能は最高だ。iPad のテキスト編集は実用レベルに強化されたと思う。
iPadOS13.4 解説動画。詳細は記事を参照。 https://t.co/4E4tqKRZJy #iPadOS #iPad pic.twitter.com/WA184p142O
— 波形研究所 気になるニュース😃 (@waveformlab) 2020年3月24日
キーボード系の強化
キーボード系としては外部接続キーボードへの対応が強化されている。アクセシビリティ の キーボード を開くと フルキーボードアクセス という項目が現れる。iPad 特有のショートカットや、キーボードのショートカット編集などを設定できる。
トラックパッド機能付きキーボード mokiko も対応
以前紹介した mokibo の対応状況を確認した。とりあえずポインタも含めて動作する。が、ポインタはやはり Magic Trackpad が快適だ。Magic Trackpad の性能がいいためと思われるが、今後の iPad 用キーボードは mokibo 含め、トラックパッドが必須になると思う。
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