ご無沙汰しています。5月末以来の更新ですか。この1ヶ月はいろいろありまして、人生でもなかなか大変な1ヶ月だったんですけど、少し落ち着いてきました。
このところ音楽といえば演奏するならベースギター、打ち込むならコンピュータと、ピアノを離れていたので、やはりきちんと練習しようと思い環境を整えています。巨大なピアノ鍵盤キーボード、YAMAHA KX-88 は自分の部屋ではなく、リビングに設定してある(巨大すぎて部屋に入らなかった)。なので別途、音源環境を用意してあげなければならない。ピアノ音源といえば、Synthogy Ivory。至極の German Steinway D9 Concert Grand で弾きたいもの。
ところが、MacBook のクソが USB-C ポート1つしかないので、iLok と MIDI インターフェイスを接続するにはアダプター経由にする必要がある。手持ちの MIDI-USB ケーブルは EDIROL UM-1 という古い機種なんだけどアダプタ経由だと認識しない。ドライバ入れ替えてもダメ。先代の MacBook Pro より確実に後退している有様。
「そういえば KORG Gadget に付属しているピアノはよかったな」と思い出し、探してみる。前に負荷テストで1曲、このピアノ音源のみで曲を作った時になかなかいい印象を感じていた。KORG Gadget の Salzburg というピアノモジュールは、iOS版の Gadget には付属しておらず、KORG Module というアプリを別途購入しろとある。
しかも KORG Module にはあの Synthogy Ivory のピアノモジュールもアプリ課金で買えるようになっている。「やるじゃん!」ということで、KORG Module を購入(ちなみに少し値段の安い KORG Module Standard for iPhone は後から Synthogy Ivory などのエクスパンションが買えないようなのでやめておいた)。
plugKEY ヘッドフォンジャックがない iPhone 7 には最適、外部給電も可能
問題は iOS 用の MIDI インターフェイス。時を同じく行われていた Amazon プライムデーで見かけた KORG plugKEY を購入。
KORG plugKEY は小型で iPhone/iPad のバスパワーで稼働する MIDI&オーディオインターフェイス。ほら、iPhone 7 からヘッドフォンジャックがない じゃない。だから MIDI と一緒にオーディオがセットになってなきゃダメ なわけ。
KORG plugKEY は Apple Made for iPod/iPhone/iPad 認証を取得しているので接続すれば認識する。iOS 用のインターフェイスはライブでも使う可能性があるだけに安定性は重要な要素。バスパワーで稼働するので取り回しも便利。ヘッドフォンジャックだけでなく、標準ジャックが2チャンネルあるのも頼もしい。実際にライブで iPad を使った時にヘッドフォンジャックからオーディオをとって出力が上がらず苦労したんだ。
短時間のライブならバスパワーでも大丈夫。長時間使うなら microUSB端子経由で充電しながら使うこともできる。値段も手頃。うん、シンプルで隙がない設計だ。
YAMAHA KX-88 + plugKEY + iPhone 7 + KORG Module は最強コンビネーション
最近の iOS の音源は実に音がいい。KORG Module は 1.2 GBあるし、SYNTHOGY Ivory Mobile Grand のモジュールは German Steinway D Concert Grand のみで 2GB もある。パソコンと変わらないスペックなんですね。
クラシックピアノを弾くならば、Dark Grand がいい。付属のエフェクトでリバーブを深めにかければ雰囲気も抜群だ。この Dark Grand があまりにいいので SYNTHOGY Ivory Mobile Grand はまだ買ってない。エレピの Electric Piano も申し分ない。アナログアンプ搭載ながら昔のサンプル型シンセの音素はたった数メガのサンプルだった訳で、KORG Module クラスなら、そりゃリアルですよね。
KORG Gadget はほぼ Mac で使っていて、iPhone や iPad(iPad mini は動作しないのよ)で使うことはないけど、KORG Module を購入すると、対応する「Salzburg」「Montreal」「Alexandria」「Firenze」「Glasgow」が追加されるとのこと。ピアノやエレピはよく使うから、iPhone で楽曲を再現するにもいいかも。
環境は整ったので、あとはひたすら練習です。この夏でドビッシーの「亜麻色の髪の乙女」くらいの勘は取り戻したいもの。頑張ります。
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