補足記事的だけど、大好きな Roland TB-303 のネタなのでフォローしておく。Roland Virtual Sonics LLC が 3月3日の #303day に TB-303 をローランドのソフトウェアクラウドサービス Roland Cloud のメニューに追加した。Roland 純正の TB-303 ソフト音源となる。
Roland Cloud – Roland ソフト音源のサブスクリプションサービス
Roland Cloud は JUPITER-8、SH-101、JUNO-106、D-50 などの往年のシンセサイザーや TR-808 や TR-909 といったグルーブマシン、SYSTEM-8 や SYSTEM-1 などの ARIA シリーズまで、Roland の音源資産を主には ACB(Analog Circuit Behavior) で復刻させたソフトウェア音源スイートだ。
ほかにも拡張音源やオリジナルパッチ、関連ループ音源、ソフトウェアを提供しているが、かなり豪勢なラインナップを後述の利用料金を払えば使い放題だ。
Roland Cloud の料金体系は月額固定のサブスクリプションモデルを採用している。ソフトウェア音源の個別販売には消極的で、ほんの一部を Roland Content Store で販売しているくらいだ。Roland Cloud の利用料金は月額 2,190円、年額 21,820円だ。
「毎月継続してローランド音源を鳴らす必要があるユーザがどれだけいるのか?」という点で、プロフェッショナルをターゲットにしたサービスと位置付けているのだと思う。
TB-303 の本家クローンソフトウェア
今回、TB-303 Software Bass Line がカタログに追加された。オリジナルの TB-303 を ACB で音源化すると同時に、入力 UI の改善、プレイモードや基盤コンディションのカスタマイズ、ディレイやドライブなどのエフェクター追加など、新しい用途も加わっている。
- 64 patterns per bank
- 64 patches per bank
- 8 variations per pattern
- 48 preset patches and 32 preset patterns included
- New graphic edit window for step input, pattern edit and pattern creation
- Circuit modification via the new VCF Trim, Vintage Condition, and Master Tune knobs
- Condition knob adjusts the age and condition of the virtual hardware
- Tone knobs for tuning, cutoff frequency, filter resonance, filter envelope, envelope decay, and accent
- Effects control for overdrive and delay with tempo sync
- Pattern drag and drop of MIDI/audio data to DAW
- 5 play modes: Forward, Reverse, Fwd & Rev, Invert, and Random
- 6-octave spread (C0 to C6)
- Position locking to DAW
対応フォーマットは、VSTi 3.6 (64 bit)、AU、AAX に対応。音色デモは下記サイトを参照。
プロ向けというか、いかんせん、素人には利用料金が高すぎるので使う機会がない。TB-303 は AudioRealism BassLine 3 が最高にご機嫌。楽しく使っている。
Splice のような利用期間と残債組み合わせによる料金モデルだったら使う人も多くなると思うんだけどね。
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